第二十八話 作戦会議 ページ30
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新たな塒を手に入れ生活をすること数週間。
クロロの怪我も大分治り、激しく動かない限り自分で動く事が出来るようになった。
初めは皆、新しい生活に戸惑ってばかりだった。
Aは、この世界での生活は長くは無いので戸惑いは少なかったが、それ以外の人物はそうはいかなかった。
今まで、毎日食べ物に有りつけるとは限らなかったし、お風呂に何て滅多に入れなかった。
怪我をしても、大した治療なんてしなかった。
Aが来てから、この生活は大きく変わったのだ。
朝に起きれば朝ご飯が用意してある、昼も夜も食事を作ってくれた。お風呂も、二日に一度か、毎日は入れられるし、怪我をすれば叱りながらも治療してくれた。
初めは大きく戸惑ったがこの生活が嫌ではないと、むしろずっとこの生活が続けばいい。と思っていたのだ。
現在、Aを除いた皆で作戦会議をしているところであった。
もともと、今の生活をしている理由は怪我の完治まで一緒に居る。という約束があったからである。
だが、クロロの怪我はもう数日たてば完治してしまう。そうなれば、Aとの生活は終わりになってしまうのだ。
そのことに最初に気付いたのはフェイタンである。その次にフィンクスが落ち着きの無い様子のフェイタンに声をかけ、期限の存在を思い起された。
クロロもAの診察が終わった時に言われた、完治が近い。という言葉で約束を思い出したのであった。
約束の期限を思い出した三人が自然に集まり、Aが居ない隙を見て全員を招集して作戦会議に出たのだ。どうすれば、Aとの生活を続ける事が出来るか。という題で。
「で、皆何かいい案はあるか？オレの怪我はもう完治が近いから理由にはならないんだ」
「あたし達が頼めば一緒に生活してくれないかなぁ……？」
「無理ね。理由も無しに手の掛かる子供とわざわざ一緒に生活する人間居ないね」
クロロが意見を求めると、淋しそうな表情をするマチが意見を出し、フェイタンがそれに返答をした。
その返答にマチが項垂れた様子でパクノダに頭を撫でられていた。
他の意見も聞いてみると、パクノダはマチと同意見。フランクリンはどちらかというとマチの意見に。
フィンクスはフェイタンの意見にとそれぞれ分かれてしまっていた。
クロロもフェイタンの意見が正論であるとは思っているが、それでもAとの生活を終わりにしたくは無かった。
Aと離れたくないという思いは皆同じであった。
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高校生(プロフ) - 皆様、現在日本に台風が接近していますが怪我の無いように気を付けてお過ごしください (2016年8月29日 7時) (
レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - フィンクスloveさん» ありがとうございます (2016年7月7日 12時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
フィンクスlove - とても面白くて大好きです！！更新頑張ってください！！(*´ `*) (2016年6月29日 18時) (レス) id: 8375edd26c (このIDを非表示/違反報告)
高校生(プロフ) - シロさん» ありがとうございます (2016年6月22日 23時) (レス) id: ba05ed8226 (このIDを非表示/違反報告)
シロ - 更新頑張って下さい！楽しみに待ってます！ (2016年6月14日 20時) (レス) id: 6ce3e8c171 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高校生 | 作成日時：2015年11月22日 22時
