カブト狩り篇13 ページ19
『あ゛』
俺の目の前で散るものは
光に照らされ
黄金色に輝く、氷の破片。
どうやら手を叩きつけた時
予想以上の力が加わったんだろう。
『どっどどどどうしよ』
俺は焦り
銀時の肩を掴み、揺らし続ける。
｢ちょっお前慌てすぎィィ！｣
仕方ないだろ。
お前と同じだ。
Sは打たれ弱いんだよ。くそう。
『本当どうし…げっ…』
顔を上げた
俺の顔色はどんどん悪くなる。
なぜなら土方さんが
肩を震わせ、憤りに震えていたからだ。
まずい、まずいまずい。
見られてた。
俺は謝罪の言葉を並べようと
口を開く。
『土方さんごめん、連帯責任で』
すると土方さんは
俺の元まで来て、肩に手を置き
笑顔(狂気)で言った。
｢おう、連帯責任な｣
『…うん』
俺はただ
頷くことしか出来なかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
カブトを殺した張本人である俺は
土方さんと近藤さんに連れられ
警察庁本部に来ていた。
｢よォ 今回は御苦労だったな
わざわざカブトムシ如きのために
色々 迷惑かけちまってよう｣
そう言い
机に足を乗せる松平。
…あれ、この姿勢見たことあるぞ。
確か入学初日…
ばから始まってきで終わる奴が
確かこの姿勢で座っていたような。
｢で、見つかったのか
トシ、A｣
｢……ああ
まァ、見つかるには見つかったんだが｣
俺達を鋭い眼光が捉える。
俺は近藤さんを親指で指しながら言った。
…ハチミツにまみれ
カブトの被り物を被った近藤さんを。
瑠璃丸に扮した、近藤さんを。
『見つかった訳だが
ちょいと突然変い…』
｢腹切れ｣
松平はそんな俺達を見て
そう言い放った。
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ein(プロフ) - 凍吾さん» 初めまして、楽しんで頂けているようで幸いです！ありがとうございます！ (2019年9月15日 23時) (
レス) id: 442be0a9d3 (このIDを非表示/違反報告)
凍吾 - 初めてましてー。総悟といっしょの性格に何げに近いS(「ド」はつかない程度の凍吾です。総悟大好き！最高です！てか絵上手ですね！ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
シらス(プロフ) - アンスルさん» 気がついたら突入していまして自分でも驚いております(笑）おお本当ですか！嬉しいです、ありがとうございますー！ (2018年9月8日 19時) (レス) id: 81cf69186b (このIDを非表示/違反報告)
アンスル - ８作目突入って凄いですね！絵も大好きです！続き楽しみです！ (2018年9月8日 13時) (レス) id: d28b381f66 (このIDを非表示/違反報告)
シらス(プロフ) - 火龍果さん» 火龍果さん！！！またもコメントありがとうございます、頑張ります…！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シらス | 作成日時：2018年9月1日 18時
