授業参観篇 序幕ｰカブト狩り篇12 ページ18
｢で、そっから
どうなったんだよ？｣
上鳴が身を乗り出しながら
聞いてくる。
結局到着までとは言っていたものの
話しきれなかった俺は
教室で続きを話すことにした。
そしたらそしたらで
ギャラリーが増えるもんで。
『あー…そっからなんだけどな』
俺はやや複雑な表情になりながらも
続きを話し出した。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
桂を倒した俺は
個性を使い、風の力で
あっという間に銀時に追いついた。
そうしたら瑠璃丸は橋の上を飛んでいて
おまけに銀時が捕まえようとしたら
某海賊漫画の
海王類みたいなモンスターが
現れていてー…
そいつを俺は凍らせた。
銀時はナイスだAと言い
抜けがけをしようと
網を構え、辺りを見回す。
しかし俺は動くことをしなかった。
｢おいA、カブトい…た｣
カブトを探していた銀時の言葉が止まる。
ああ、気づいたのか…。
｢ちょっと…Aくん？
あり、これ気のせいだよねあり？｣
ああうん、気づいたんだな……。
『凍っちゃったんだよ』
俺は口の端を引き攣らせながら
銀時にそう言う。
きっと死んじまってー……
｢まだ諦めんな！！
お前、溶かせんだろ！？｣
銀時は真剣な顔つきで
俺にそう言う。
ああ、そうか。
溶かしちまえば…まだ生きてるかもしんねェ。
俺は慌てて
左手を握り、熱を溜め
温風を起こす準備をする。
｢A！！早くしろ！！
大串が来てんぞ！！！｣
早くしろって言ったって…
急かすなよ。
温風は起こすまで少し時間がかかる。
だから体温調節が面倒なんだ。
｢急げって！！！｣
｢てめーらァァァ！！｣
本当だ、土方さんが、もう来てる。
『クッソ…』
焦る俺は
もうどうにでもなれ、と
氷に手を
バキィン…
嫌な音がして
顔を上げるとー……
『あ゛』
何と、瑠璃丸は
氷ごと砕け……粉々になっていた。
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ein(プロフ) - 凍吾さん» 初めまして、楽しんで頂けているようで幸いです！ありがとうございます！ (2019年9月15日 23時) (
レス) id: 442be0a9d3 (このIDを非表示/違反報告)
凍吾 - 初めてましてー。総悟といっしょの性格に何げに近いS(「ド」はつかない程度の凍吾です。総悟大好き！最高です！てか絵上手ですね！ (2019年9月15日 18時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
シらス(プロフ) - アンスルさん» 気がついたら突入していまして自分でも驚いております(笑）おお本当ですか！嬉しいです、ありがとうございますー！ (2018年9月8日 19時) (レス) id: 81cf69186b (このIDを非表示/違反報告)
アンスル - ８作目突入って凄いですね！絵も大好きです！続き楽しみです！ (2018年9月8日 13時) (レス) id: d28b381f66 (このIDを非表示/違反報告)
シらス(プロフ) - 火龍果さん» 火龍果さん！！！またもコメントありがとうございます、頑張ります…！ (2018年9月3日 0時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シらス | 作成日時：2018年9月1日 18時
