吉原炎上篇12 ページ10
晴太がスナックで働くようになってから
数日後＿＿＿＿吉原にて
《晴太が金を預けていた門番を
やはり怪しんだ新八と神楽は遊女に扮装し
遊郭を訪ね遊女達に
見世番の男について話を聞いていた＿》
｢なんだって！！
オイラの金が 使い込まれてただって！？｣
｢ウン ちょっと
手クセの悪い人だったらしくて…｣
そう新八が告げると晴太は頭を抱え
｢アノヤロー｣と漏らす。
｢心入れ替えて真面目に働いたってのに
全部無駄だったのかよ！！｣
顔を手で覆ったままの晴太に新八は
言葉をかける。
｢…ムダなんかじゃないよ
僕ら、ちゃんと見てたよ｣
するとまるで何が、というように
晴太は顔を上げた。
｢スリなんかしてたら恥ずかしくて
お母さんに会えないって
一生懸命働く晴太くん｣
新八の言う通り、
晴太はお登勢に
ここで働きな、と言われた直後から
一生懸命 スナックの手伝いをしていたのだ。
今までの罪を償うかの様にー…
｢そんなもん…なんの意味があんだよ！！
金がなきゃ…母ちゃんに会えないんだよ…
何の意味もないんだよ！！｣
晴太は怒りのあまりか
地面に金を叩きつける。
辺りには金の散らばる
虚しい音だけが響いた。
｢意味ならあるヨ｣
そう言い神楽は立ち上がる。
そして、晴太を見下ろした。
｢これで堂々と
マミーに会いに行けるネ｣
神楽がそう言うと共に
新八も立ち上がった。
｢依頼金はしっかりと貰ったからね｣
新八と神楽は散らばった金を広い
親指でそれを弾く。
｢お…お前ら｣
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しらす(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます、作品を掛け持ちするのは少々大変なので落ち着くまで待ってください、考えてみます！ (2018年8月12日 22時) (
レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月12日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 火龍果さん» ありがとうございますw1番難しい所なので頑張りたいです！とても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますね。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
火龍果 - 普通に屯所で騒いでるA組が面白いww夜兎との戦闘シーンも期待してます！今までで一番長い篇になってますが、これからも頑張ってください！毎日楽しみにしてます。 (2018年8月10日 21時) (レス) id: 9be6513327 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 黒猫と影猫とお菓子。さん» コメントありがとうございます！そうだったんですか…！それは嬉しいです！沖田の出番も増やしつつ頑張りますねー！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2018年8月4日 18時
