吉原炎上篇38 ページ36
ドフォッ
轟音と共に月詠の部下達の周りには
煙が立ち込めた。
｢これは…爆玉ではない、煙玉…｣
｢なめた真似を
女は斬れぬとでも申すか 奴ら！
我ら百華、そんなものはとうに捨てた身だ！｣
投げ込まれたものは爆弾ではなく
煙玉であったことに対し
舐められた、と憤りを隠せない女達。
俺も爆弾だと思っていたから驚きだ。
話、聞いてなかっただけかもしんねーが。
｢あそこだ！あそこにいる！！
追えェェェェ！！｣
｢…バレたな
とにかく走るぞ！｣
｢銀ちゃん！前もいるアル！！｣
そう言われ前を向くと
武器を持った女達が
襲いかかってくるのが見える。
『おらァ！』
俺は銀時から煙玉を奪い取り
それを相手に向かって投げる。
｢うわァァァ！！｣
『早く行け！』
そう言い俺は
銀時達を逃がそうとする。
しかし銀時に向かって
クナイが飛んできていた。
『銀時！伏せろ』
｢うおっ｣
行き場を失ったクナイは
壁に吸い込まれるようにして
撃ち込まれていった。
煙玉で
｢ダメだー！！
埒があかない！幾らでも出てきます｣
｢くそっ！こんな事してる間に
晴太が……！｣
個性使って吹き飛ばす＿＿＿
｢そんな事をすれば
鳳仙に早く気づかれるぞ｣
そう言い月詠は
前傾姿勢を取った俺の肩を叩く。
そうか、そうだ。
騒ぎは最小限にしとかねぇと…
｢…ここでしばらく食い止める
先にいきなんし｣
｢月詠さん！！｣
月詠は俺達に背を向けそう言った。
｢お前 死ぬ気アルか｣
｢部下の
そのままこっちを見ないあたり
月詠は本当にここで食い止めると
そう決めているのだろう…。
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しらす(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます、作品を掛け持ちするのは少々大変なので落ち着くまで待ってください、考えてみます！ (2018年8月12日 22時) (
レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月12日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 火龍果さん» ありがとうございますw1番難しい所なので頑張りたいです！とても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますね。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
火龍果 - 普通に屯所で騒いでるA組が面白いww夜兎との戦闘シーンも期待してます！今までで一番長い篇になってますが、これからも頑張ってください！毎日楽しみにしてます。 (2018年8月10日 21時) (レス) id: 9be6513327 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 黒猫と影猫とお菓子。さん» コメントありがとうございます！そうだったんですか…！それは嬉しいです！沖田の出番も増やしつつ頑張りますねー！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2018年8月4日 18時
