吉原炎上篇35 side土方 ページ33
｢待ってくれ土方さん！
山崎さんも！｣
そう言うと山崎は足を止めた。
｢Aも山崎さんも切腹だとか
そんなん可哀想っスよ！
きっとAだって理由がある筈だ！｣
それに、と切島は続ける。
｢アイツは俺達の立派な
そう言い切島は頭を下げる。
他の奴らも同じように頭を下げた。
どうやらAは
相当良い友達に恵まれたらしいー…
実際局中法度に違反はしているが
俺も前に違反を犯した身だ、
今回は多めに見てやるか…と思った。
俺は山崎に言う。
｢吉原は法さえ通じねェが
アイツらがもし好き勝手犯罪を犯してたんなら
地上でしょっぴく、いいな？｣
後で俺も行く、と付け足すと
山崎は敬礼をしその場を去っていった。
しかしこの言葉が余計だった＿＿＿
｢オイ土方｣
｢さんを付けろさんを｣
｢おいサン｣
｢舐めとんのかテメー｣
隊服を着ながら
食べかけの団子(土方スペシャル)に
手を伸ばす。
｢法が効かねぇんなら
個性の使用も自由だよな｣
そう言い掌で
小さな爆発を起こす爆豪。
俺はそこで団子の串を落とす。
…嫌な予感しかしねェ。
｢まァそうだが
お前らはここで待機してろ｣
そう言うものの、爆豪の放った一言に
興奮を隠しきれない一同。
子供の好奇心は凄ェからな…
って違う違う。
そうじゃねェだろ俺ェェェェ！！
｢違うお前らそうじゃ｣
｢私達も一緒に
Aくん連れ戻しに行こーよ！！｣
そう言い葉隠は
俺の言葉を無視し元気よく飛び跳ねる。
｢なくて｣
｢警察と共闘かあ…！
そういうの憧れてた私！｣
麗日も俺を無視し
嬉しそうに手を合わせる。
どうやら生憎
ここに真面目な連中はいないらしい…
｢どうなっても知らねーぞ…｣
｢｢｢｢｢やったああああああ！！｣｣｣｣｣
これ以上言う気も失せ
半分青い顔で俺は
そう言ってしまったのだった。
…その任務、とやらが
大きなものでない事を願いながら。
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しらす(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます、作品を掛け持ちするのは少々大変なので落ち着くまで待ってください、考えてみます！ (2018年8月12日 22時) (
レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月12日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 火龍果さん» ありがとうございますw1番難しい所なので頑張りたいです！とても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますね。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
火龍果 - 普通に屯所で騒いでるA組が面白いww夜兎との戦闘シーンも期待してます！今までで一番長い篇になってますが、これからも頑張ってください！毎日楽しみにしてます。 (2018年8月10日 21時) (レス) id: 9be6513327 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 黒猫と影猫とお菓子。さん» コメントありがとうございます！そうだったんですか…！それは嬉しいです！沖田の出番も増やしつつ頑張りますねー！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2018年8月4日 18時
