吉原炎上篇15 side新八 ページ13
絶体絶命…そう思ったその時だった。
何重もの金属音が重なった後
クナイは静かな音を立てて落ちたのだ。
その中央に立っていたのはー…
｢よォ…｣
｢ぎ………………………ん？｣
僕はその人物の名前を口に出そうとしたけれど
途中で言葉を止めた。
｢待たせちまったな｣
そう言い格好つけている銀さんの額には
クナイが
ここまで綺麗に刺さるのかと言うくらい、だ。
更にその後ろには何故だかクナイを
両手に半目でぶら下げるAくんが。
…まさかオメーかァァァァァァ！！！
Aくんの右手には
明らかに返り血が付着している。
…確信犯じゃねえかァァァァァァ！！！！
｢ゲフンゲフン！！
……あ、あの……すいません銀さん
……あの さ……刺さってます｣
そう言うと銀さんは無言で
(Aくんが刺した)クナイを引き抜き
僕に向き直る。
｢え？何が？｣
…とぼけないで下さいよ。
｢いや…今完全に
(Aくんのやつが)刺さってましたよね｣
それ大丈夫なんですかと銀さんに尋ねる。
｢え？何言ってんの？
刺さってねーよ 何も ホ ラ｣ﾄﾞｼｭ
するとAくんが後ろから
銀さんの後頭部にクナイを刺した。
…オィィィィィィ！！！！
何してくれてんのAくんんんんんん！！！
あと気づいてない銀さんも銀さんだよ！！！
なんで気づかないのォォォ！！？
｢ゲフン ゲフンゲフンゲフン ゲッフン！｣
必死でツッコミの衝動を抑える僕。
後ろを振り向くと
神楽ちゃんが若干ツボっているのか
後ろを振り向き口を抑えていた。
おまけに百華の人達まで同じ状態である。
｢(何笑ってんだアンタらァァァ！！！)｣
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しらす(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» コメントありがとうございます、作品を掛け持ちするのは少々大変なので落ち着くまで待ってください、考えてみます！ (2018年8月12日 22時) (
レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月12日 22時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 火龍果さん» ありがとうございますw1番難しい所なので頑張りたいです！とても嬉しいです、ありがとうございます！頑張りますね。 (2018年8月12日 12時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
火龍果 - 普通に屯所で騒いでるA組が面白いww夜兎との戦闘シーンも期待してます！今までで一番長い篇になってますが、これからも頑張ってください！毎日楽しみにしてます。 (2018年8月10日 21時) (レス) id: 9be6513327 (このIDを非表示/違反報告)
しらす(プロフ) - 黒猫と影猫とお菓子。さん» コメントありがとうございます！そうだったんですか…！それは嬉しいです！沖田の出番も増やしつつ頑張りますねー！ (2018年8月7日 22時) (レス) id: c728598b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2018年8月4日 18時
