体育祭篇14 ページ34
終わっ…た。
負けた……んだ。
皆の想いも、全部…、全部。
《早速上位4チーム見てみよか！！
1位 轟チーム！！》
｢…｣
一位なのだが
全く感情を出さない轟くん。
当たり前、ってやつなのだろうか…
《2位 爆豪チーム！！》
｢だああああああああああああ｣
何故だか悔しがっているかっちゃん。
《3位 鉄て…アレェ！？心操チーム！？》
いつの間に逆転してんだよ、と
プレゼントマイクは言う。
ああ、A組に宣戦布告しに来た…
《最後4位、緑谷チーム！！
以上4組が最終種目へ…進出だああー！！！》
…え、今、何て…？
僕達、決勝戦、進出……！？
｢警戒の薄くなっていた
頭の方を頂いておいた｣
後ろを振り返ると
常闇くんの黒影が、誇らしげに
ハチマキを加えていたのだ。
｢緑谷、おまえが追い込み
生み出した轟の隙だ｣
そう言い薄く微笑む常闇くん。
僕の瞳からは涙が溢れ出る。
…というか、放出される。
｢ああありがとう
常闇くんんんんん、黒影ぅぅぅぅ｣
僕は涙で霞む視界の中で
常闇くんにお礼を言う。
彼と、それから黒影がいなければ
本気で僕達は負けていたであろうから。
『ありがとうな黒影、踏陰…』
そう言いながらAは
黒影に頬ずりをしている。
黒影は心地良さそうに
｢アイヨ…｣と言った。
すっかり懐いてるな…
っていうかA、意外と動物好きなのかな。
黒影が動物なのか分からないけど。
《1時間程昼休憩挟んでから午後の部だぜ！
じゃあな！！！オイイレイザーヘッド飯行こうぜ…！》
こうして常闇くんと黒影のお陰で
僕達は次に
駒を進めることが出来たのだった…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 209人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らいま。(プロフ) - 7月れんじさん» ありがとうございます！これからも上手く書けるよう頑張りたいです！ (2018年2月17日 15時) (
レス) id: 67f225c7af (このIDを非表示/違反報告)
7月れんじ - めっちゃ良い作品ですね！(*^^*)続き頑張って下さい！ (2018年2月17日 1時) (レス) id: 5401d288b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しらす | 作成日時：2018年2月14日 0時
