体育祭篇9 ページ29
｢取ったハチマキは
首から上に巻くこと…とりまくれば
とりまくるほど管理が大変になるわよ！｣
なるほど、面倒くさいシステムだ。
｢そして重要なのはハチマキを取られても
騎馬が崩れても
アウトにならないってところ！｣
｢てことは…｣
そう言い顎に手を当て
考える仕草をしたのは八百万 百。
個性は�狒和き�
自分が知っているものなら
なんでも作り出せるらしい。
そして、お嬢様である。
『ずっと騎馬共が
フィールド上にいるってことだな』
｢シンド☆｣
真っ青な顔をするのは青山優雅。
個性は�爛優咼襯譟璽供辞�
へそからレーザーを出せる。
でも何か、キャパがあって腹を下すらしい。
大変な個性だけど
キャパがもっとあれば
めちゃくちゃ強い個性になると俺は思う…
…しかし本当に青山の言う通りだ。
体力が尽きようと
そんなのお構い無しに続けられるデス騎馬戦…
ってとこだな。
しかも
この戦い…誰と組むべきか。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ちょっと待て待て。
俺…余りなんですが。
組む奴が誰もいない
じゃなくて断り続けてたら
人数的に、自動的に
俺がぽつりと余ってしまった。
どうしようかと考えていると
｢ねえA…僕のチームと組まない？｣
と出久から声が掛かる。
だが…
『嬉しいんだが
出久のチームもう4人いるよな…
できないだろ』
そう、緑谷チームには
騎手である出久
騎馬の麗日 踏陰 ピンク色の頭の人で
4人いるのだ。
｢どうってねぇ、Aくん…｣
フッフッフッと麗日が
黒いスマイルを醸し出してくる。
どうした麗日、うららかじゃないぞ笑顔が。
｢騎馬を増やすんよ｣
『な…』
それ、ルール違反じゃねえのか…？
｢ダメですか、先生！｣
そう出久が言うと
ミッドナイトは少し考えた。
そして数分後、人数が理由ならば
仕方が無いと承諾してくれたのである。
…ガバガバだな この競技。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
そんな訳で俺らも騎馬を組む。
え、俺は今どこにいるかって？
踏陰の黒影の上に座ってます。
座り心地いいです。
こうするしかなかったんです。
『ごめんな黒影』
申し訳なさのあまり黒影に謝罪すると
彼は｢イイヨ！｣と許してくれた。
偉いぞ黒影…
お前ならきっと大物になれるぞ黒影。
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らいま。(プロフ) - 7月れんじさん» ありがとうございます！これからも上手く書けるよう頑張りたいです！ (2018年2月17日 15時) (
レス) id: 67f225c7af (このIDを非表示/違反報告)
7月れんじ - めっちゃ良い作品ですね！(*^^*)続き頑張って下さい！ (2018年2月17日 1時) (レス) id: 5401d288b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2018年2月14日 0時
