体育祭篇4 ページ24
勝己がズンズンと
壇上に向かい進んでいくのを
慌てて俺は追いかけ
２本並んだマイクの前に立つ。
『…勝己、こういう時なんて言えばいい？』
生まれて初めての学校行事であるため
何をしていいか全くわからない俺。
｢あ？ンなもん思ったこと言っとけやクソ｣
思ったこと…思ったこと……？
｢せんせー｣
ちょ勝己早い早いまだ決めてない。
何でもいいってんなら…
俺ら2人は息を吸い
思い思いの宣誓というものをする。
｢俺が一位になる｣
『激辛せんべい食いたい』
｢｢｢｢絶対やると思った！/宣誓じゃねえ！｣｣｣｣
A組からのお見事ともいえる
ツッコミが俺達二人に入る。
そしてB組をはじめとして
勝己に対するブーイングの嵐が
巻き起こっている。
当の本人はそれを全く気にせず
｢せいぜい跳ねのいい踏み台になってくれ｣
と親指を立て
ぴっと首を切るかのようなジェスチャーをし
相手を挑発した。
更には観客席からもブーイングが起こる。
…何してんだよ。
『あーあ…やっちまったよこりゃ』
口の端を引き攣らせて笑っていると
｢テメーの変な宣誓のせいで
モブ共が騒がしいんだよ！！
どうしてくれんだ、あ！？｣
と勝己が俺に罪をなすり付け
おまけに胸ぐらを掴んでくる。
…違えよ。
『どー考えてもこれ
お前に対して言ってんだろ
耳の穴かっぽじって聞いてみろおじーさんが』
｢あ゛あ？お前の口爆破させて
喋れねーようにしてやろうか｣
そう言い俺に殴りかかろうとする
勝己を鞭で縛り上げたミッドナイト。
彼女は無様に放せと
もがく勝己を無視をし
｢この2人を上がらせるんじゃなかった…｣
と半ば呆れ気味にそう呟いたのだった。
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らいま。(プロフ) - 7月れんじさん» ありがとうございます！これからも上手く書けるよう頑張りたいです！ (2018年2月17日 15時) (
レス) id: 67f225c7af (このIDを非表示/違反報告)
7月れんじ - めっちゃ良い作品ですね！(*^^*)続き頑張って下さい！ (2018年2月17日 1時) (レス) id: 5401d288b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす | 作成日時：2018年2月14日 0時
