【Free!】執 着 系 男 子【松岡凛】

鮫柄来ちゃいました。5 ページ13

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「御子柴部長、どーっすか」


「お、おぉ…よく似合ってる」


「いや、目線がAに行ってますけど」


「…松岡。あの子の写真とか持ってないか?
あと出来ればメアドとか」


「持っててもやらねぇよ」


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「えー、私受け付けなの?」


「何だよ、文句あんのか?」


「ありありだよ。私何か作りたかった」


「…はぁ?」


「何で受け付けなのよ」


「……俺が受け付けだから。悪ィか?」


「あー、1人じゃ淋しかったの?」


「ちげぇよ!!!!」


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受け付けの所に凛と2人で立っていると、
続々とお客さんが来始めた。


何高?とか名前は?とか聞かれたけど
その度に凛が威圧的な笑顔で
見ていた為に特に何もされなかった。


中には、凛を見てキャーキャー言ってる
女子も居た。


とにかく、賑やかな学園祭だった。


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…だけど…


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「凛、紙無くなりそう」


「…なら、取ってくるから待ってろ」


「分かった！」


凛は、小走りで教室の中に
入って行った。スカート似合ってるよ。


1人になった私は、書く欄が残り少なくなった
紙を抱えて待っていた。


知らない所に1人だと、不安になる。
凛が居るだけでそれがどれだけ和らぐか、分かった。


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「ねえ、君、ちょっと来てよ!!」


呆然としていると、
頭上からハイテンションな声がかけられる。


顔を挙げると明るい髪色の
いかにもチャラそうな男子が、数名立っていた。


…ナンパですか。ナンパですかコレ。


「いや…私受け付けしなきゃいけないので」


「大丈夫だって！ってか君何年?
初めて見たけど…水泳部のマネなの?」


「えっと…」


こういう場合は、嘘を付いた方が良いのだろうか。


「っていう話はどうでも良いから、
ちょっと俺らと一緒に来てねー」


腕を思いっきり鷲掴みにされる。
そのままズルズルと引っ張られた。


どうしよう、持ち場離れたら凛に怒られる!!

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