人と天使の逃走劇~4~ ページ20
『いち、にぃ、さん、し……』
嘘つき。
もうずっと待ってるのに、ブラックは帰ってこない。
一ヶ月も帰ってこない。
『ブラックのバカ野郎…大嫌いになって、もう二度と会ってやんないし……泣いてもわめいても絶対会ってやんないし…』
ブ「……それは困るぞ、A」
短いようで長かった台詞を消すように懐かしい声が響いた。
『！！ブラック！何処言ってたのさ！！』
ブ「あー……ちょっと」
『教えろっ！！』
ブ「わかったわかった………じゃあ、今まであったこと、全部話すからな」
と言うなりブラックは私の目をしっかり見て語り始めた。
ブ「俺さ、Aと別れた後に、ピットと会ったんだよ
でもあいつ、やっぱ混沌の遣いに操られてるし 何も言わないし
で、ピットをひとまず止めて遠くに行ったの確認してから お前の所に戻ろうとしたんだよ
そしたらナチュレの声聞こえて いきなり転送されて 天界につれ戻された
俺が怒って理由聞いたらあいつ、
「人間などと恋をするな」なんて言い出したんだぜ？
だから俺力ずくでそこから逃げようとして 道に迷った挙げ句、閉じ込められたし
で、監視してる奴ら全員ぶっ飛ばして 今に至る」
長い話を聞き終えた後に、私はふと口ずさんだ。
『今も追ってるの？』
ブ「知らねーけど、俺がいなくなった事に気づいてるだろーな」
『じゃあブラック大変じゃ…！？』
ブ「まぁここから本題。
俺、Aの事絶対死なせないから
・
・
・
一緒に逃げようぜ」
いきなりつきつけられた現実で、無意識に涙が出た。
だけど私はブラックの差し出した手を、しっかり握っていた。
(続きます→)
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大友ユウヤ - 嬉しいです！！応援ありがとうございました！！(改名しました) (2016年7月12日 16時) (
レス) id: ac53bb1069 (このIDを非表示/違反報告)
市施(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後の話は……めっちゃ感動しました！o(^-^)o (2016年6月26日 15時) (携帯から) (レス) id: bc85165616 (このIDを非表示/違反報告)
うに - ねっとり。ねんねんさん» こちらこそありがとうございました！！またいつでもリクくださいね！！ (2016年4月28日 21時) (レス) id: ac53bb1069 (このIDを非表示/違反報告)
ねっとり。ねんねん - りく答えてくれてありがとうございやしたっ！！ (2016年4月28日 18時) (レス) id: 382b76c60a (このIDを非表示/違反報告)
うに - ねっとり。ねんねんさん» ありがとうございます！！時間がかかるかもしれませんが頑張ります！ (2016年4月26日 16時) (レス) id: ac53bb1069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うに | 作成日時：2016年4月10日 9時
