少女と幽霊屋敷【サラ】 ページ8
_____とある村外れの森の奥。
そこにある空き地には、奇妙な噂があった。
深夜2時、そこにあるはずもない屋敷がある、と。
小さな村に住む、サラという少女がいた。
その少女にはジョーという唯一無二の親友がいたのだが、噂の森に行ってから帰ってこないのだ。
心配になったサラは深夜家を抜け出し、噂の森へと向かった。親友を探しだし、連れ戻すために……
??「ここが、その噂のお屋敷か…本当にあったんだな…」
目の前の立派な屋敷を見て、サラは小さく呟いた。どうやら噂は本当だったらしい。
少し怖い…が、進むしかないようだ。
後ろを見ると、棘で来た道が塞がれていた。
敷地内に足を踏み入れると、前から灯りがゆらゆらとこちらに向かってきた。
目をつむって自分に言い聞かせる。
私は何も見ていない、見ていない…
ふと、手に重みを感じた。
目を開けると、私はいつの間にかランタンを握っていた。
青白い光を放っており、少し不気味だ。
それに、火が暖かくない。むしろ冷たい。
普通のランタンではないことは明らかだ。
しかし、捨てる訳にもいかない。
私は、不気味なランタン片手に足を進めた。
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握り飯(プロフ) - 耳です。さん» コメントありがとうございますー!キミガシネ最高におもしろいですよね…!続きが楽しみです!更新頑張りますね! (2018年2月26日 23時) (レス) id: e551abcd15 (このIDを非表示/違反報告)
耳です。 - キミガシネ、面白いですよね!最新頑張って下さい! (2018年2月26日 23時) (レス) id: 0de9ee32ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:握り飯 | 作成日時:2018年2月24日 0時