3 ページ6
それから、一週間がたった。
とりあえず、今も泊めている。高校生に野宿させるわけにはいかない。
警察にあの子の捜索願は届いていない。
本当に、酷い親も居たものだ。
『おまわりさーん…いますかー…？』
ケイジ「いるよー」
『あとどれくらいでお仕事終わりますかー…』
ケイジ「んー、あと二時間くらいかなぁー？」
『待ってていいですかー？』
ケイジ「退屈じゃない？」
『全然』
ケイジ「そー。」
しばらく交番のソファーに寝転んだり
書類をのぞきこんでみたり
すこし交番をうろついてみたり。
結局飽きて途中からスマホをいじっていたけれど。
ケイジ「ああ、そうだ。今日の夜ご飯は何にしようか？」
『えーっと…じゃあ…アレ！！アレがいいです！チャーハン！！』
ケイジ「好きだねー…」
『大好きです！！』
ケイジ「あーでも、チャーハンの元切れてたかも…帰る途中にスーパー寄っていい？」
『もちろん！ついていきますよぉー』
…………………………
場所は変わっていきつけのスーパー。
チャーハンの元と鳥の胸肉をカゴに入れた。
あとショートケーキも。
さっさと会計をすませてスーパーを跡にした。
そして家に到着。
彼女はカバンをぶんなげて、だらしなくソファーに横になった。
何とは言わないが、見えてしまっている。何とは言わないが。
ケイジ「Aちゃん…？見えてるよ？？」
『えっ…』
教えてあげるとリンゴのように顔を真っ赤にして起き上がった。
『そっ…そんなことよりっ！！お腹すきました！』
ケイジ「そうだね、さっさと作っちゃうよー」
いつもこんな風に過ごしていた。
_____昨日までは。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
握り飯(プロフ) - 耳です。さん» コメントありがとうございますー！キミガシネ最高におもしろいですよね…！続きが楽しみです！更新頑張りますね！ (2018年2月26日 23時) (
レス) id: e551abcd15 (このIDを非表示/違反報告)
耳です。 - キミガシネ、面白いですよね！最新頑張って下さい！ (2018年2月26日 23時) (レス) id: 0de9ee32ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：握り飯 | 作成日時：2018年2月24日 0時
