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4日目 ページ5

『な…何って…千堂院先輩を待っているんですけど…』
先生「あ?千堂院?一時間前に帰ったぞ??」
田綱ブラザーズ「『はい??』」

時計は6時をとっくに過ぎている。
お母さんはもう帰ってきてるだろうし、こりゃぁ雷が落ちるぞぉ…
おかわり抜きは勘弁してほしい。

ジョー「サラが約束すっぽかして帰るなんて珍しいな…」
『千堂院先輩だって忙しいし疲れてるんだよきっと』

そうだよなぁ、と兄さんか大きく息をついた。
ちょっとショックだったみたいだ。
明日には忘れてそうだけど。

『兄さーん…疲れたからおんぶして、おんぶ。』
ジョー「お、お前から話しかけてくるなんて珍しいな!いいぞ、ホレ」
『あ、いいんだ。ラッキーラッキー。』

兄さんは私の前で立ち止まってしゃがんだ。
遠慮なく背中に乗った。
おんぶとか久々にしてもらったなあ。

ジョー「お前ずいぶん重くなったなあ!!あいでっ」
『女の子にそういうこと言うもんじゃないよ…?』
ジョー「悪い悪い、ジョーダンだって、な?いでででで」

兄さんのトサカをちょっとひっぱってやった。
リョーコ先輩に変なこと言わないか心配で仕方ないよ…

数十分後
『兄さあん…まだつかないの…?』
ジョー「もうちょっとだから待ってろって!寝てもいいぞ?」
『そうする…』
ジョー「おう!じゃあカバン預かるぞー」
『うん…』

…………………………
耳のすぐ横で寝息が聞こえる。背中が体温で暖かい。カイロよりも。
おんぶなんて何年ぶりだろうか、最後におぶったのは…小4くらい?
母さん達は仕事で忙しいから、ずっと俺が面倒見てきたけど、飽きないなぁ。
だが我が自慢の妹よ、そろそろ彼氏の一人や二人作ったらどうなのだ…

ジョー「よしよし…兄さんがしっかり面倒見てやるからなー…」

なんちゃって、な

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作者名:握り飯 | 作成日時:2018年2月20日 10時

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