【キミガシネ】とある平行世界の話 (ページ3)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:9,423 hit

2日目ページ3

そう言ってさっきの写真を見せると顔を真っ青にして飛び起きた。

ジョー「わかった！わかったからサラにだけは渡さないでくれ！この通りだ！」
『わかったから支度して！玄関にサラ先輩待たせてるんだから…』
ジョー「はっ！？」

ものすごい早さで支度を始めた。
いつもこうだったらいいのに…

『あ、ご飯テーブルの上にあるから…』
ジョー「そ、そうか！サンキュー！」

サラ「今日はいつもより遅いな…さては何かあったな？」
『サラ先輩！もうすぐ兄さんの支度終わりますから、もう少しだけ待っててください、時間には必ず間に合わせますから…！』
サラ「あ、ああ…無理はするなよ…？」
『しません！してません！！』
ジョー「Aーッ！俺のヘアピンどこだー！？」
『あー！もう！持っていってあげるから先に頭乾かして！！』
ジョー「わかった！」
サラ「本当に大丈夫なのか…？」

数分後…

ジョー「わりぃサラ！ちょっと手間取った！」
『ちょっとじゃない…ｾﾞｪｾﾞｪ』
サラ「A…お前も大変だな…？」
『い、いつものことですから…！お気になさらず…』
サラ「そうか…？っと、そろそろ行こう、まだ余裕はあるが、早めについたほうがいい。」
ジョー「そうだな！早く行こうぜ！リョーコちゃんのことでサラに話しときたいことたくさんあるんだ！あとAのことも！」
『に、兄さん…リョーコ先輩のことだけでいいから…』

今日の朝は一段と騒がしかったけれど、少しだけ、楽しかった。
今日の夜は何の話をしてくれるんだろ、楽しみだ。