【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART9 (ページ50)

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story432 時計じかけの摩天楼41 ページ50

Aside

しばらく犯人の目的と正体、動機について話し合っていると東都鉄道に行っていた小五郎さんと目暮警部が戻ってくる
目暮警部は窓の方を見ながらその後、本庁からの電話がかかってきて、その相手に「分かった」と返事をした後、電話を切った

「無事、5つの爆弾を回収したそうだ。それと萩原君と松田君が5つの爆弾を解体した事も報告された」

「やった！」

「よっしゃ！」

目暮警部の言葉に新一君と小五郎さんは心の底から喜んでおり、私達は安堵の表情を浮かべる
それにしても...まさか本当に解体するとは思わなかったわ
まあ、あの二人は爆弾と聞いたら解体せずにはいられないし、刑事部に転属されてからも爆弾の解体は続けているからね

「全てA君の推理通りだった」

「日没まであと15分...危ない所でしたね」

『......喜ぶのはまだ早いんじゃないかしら？』

「「えっ？」」

全て私の推理だと言った目暮警部の言葉に沙織が腕時計を見ながらそう言っていたが、今まで黙って聞いていた私は夕焼けを見ながら物静かにそう言うと博士と小五郎さん、それに新一君達が私の方を見てくる

「A君の言う通り、仕掛けられていた爆弾は盗まれた爆薬の量からしてわずか1/4だそうだ」

「それじゃ、残りの3/4はまだ犯人が持っていると...」

目暮警部は私の言葉に賛同してそう言うと小五郎さんは唖然とした表情でそう言っており、博士はこの言葉を聞いて焦った様な表情を浮かべ、私達は思わず顔をしかめる
その時、病室のドアが開いた為、見てみると岡本市長の息子さんの件で調べていた白鳥さんと子供達を送っていた伊達さん、そして...5つの爆弾を解体していた萩原さんと松田さんだった

「遅くなりました」

「遅かったな、班長」

「悪いな。嬢ちゃん達を送っていたからすっかり遅くなった」

「まあ、あの子達が再び爆弾事件に巻き込まれなくて何よりだよ」

白鳥さんが目暮警部にそう言った後、松田さんは伊達さんに戻ってくるのが遅いと言えば、子供達を送っていたからすっかり遅くなったと言っていた
二人のやり取りを聞いていた萩原さんは子供達が再び爆弾事件に巻き込まれなくてよかったと話している
確かに...子供達は最初にラジコン飛行機の件で爆発に巻き込まれたからね...もう二度と同じ悲劇を繰り返さない様にしなきゃ

「で、どうだったかね？」

「はい。例の岡本市長の息子・浩平ですが今朝早くから伊豆の方へ出かけている事が分かりました」

「と言う事はシロか...」