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story425 時計じかけの摩天楼34 ページ43

Aside

「こらこら、入院したいなんて軽く言っては駄目だぞ(苦笑」

元太君と光彦君は新一君と歩美ちゃんのやり取りを見て面白くなかったのか嫌な顔をしながら口々にそう言っていた時、近くにいた伊達さんが苦笑いを浮かべながら二人に注意している

『あらあら...こんな可愛い子に想われてコナン君も少し嬉しいんじゃない?(クスッ』

「こんな可愛い子に想われるなんてコナン君も罪な男だね〜」

「ボウズ、この嬢ちゃんからこんな風に想われて満更でもねえんじゃねえのか?(ニヤニヤ」

「なかなかおモテになって...結構ですな、色男(ニヤニヤ」

「ハハハ...(苦笑(みんな揃って人の気を知らないで...)」

私はクスッと笑いながらそう言うと萩原さんも悪乗りしてからかう様な声でそう言った後、松田さんと小五郎さんがニヤニヤしながら新一君をからかっていると私達にからかわれていた新一君は最初だけ苦笑いを浮かべたが、次第に嫌な顔をしていた
ちょっと...からかいすぎたかしら?(苦笑
まあ、人の気も知らないであんな事を言われたら誰だって嫌なはずだしね

「嬢ちゃん達、電車より車の方が早いだろうから送ってやるよ」

「ありがとうございます!」

「それじゃ、失礼しま〜す」

「じゃあな。コナン」

「サンキュ〜」

その後、歩美ちゃん達が帰る事を知った伊達君が電車より車の方が早いから送ると言うと光彦君は真っ先にお礼を言っており、歩美ちゃんと元太君は新一君に別れを言った後、新一君もお礼を返している
子供達はその後、伊達さんと共に病室から出ていった

「それにしても...肝心な時に工藤君はいったい何処へ行ったんだ」

目暮警部がそう言った途端、博士はドキッとしており、私は心配そうに見つめ、哀は呆れた様な表情をしながら新一君の方を見ると新一君は私達の視線に耐えきれなかったのか「ヒヒヒ...(苦笑」と苦笑いを浮かべていた時、新一君の携帯から着信音が鳴り響いた為、みんなは携帯の方に視線を向けている
最初はてっきり蘭ちゃんからの電話だと思っていたけど、映画を見に出かける事を聞いていた為、犯人からの電話の可能性が高いと考えた方が妥当かしらね...
私は心の中でそう思いつつ新一君の携帯電話を取り、電話に出た

『もしもし』

「よく爆弾に気づいたな。二人揃って褒めてやる。工藤が一緒ではない今、お前達が代わりに次の爆弾の居場所を見つける事だ。いいか、一度しか言わないからよく聞け。東都環状線に5つの爆弾を仕掛けた」←くぐもった声

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2020年5月4日 22時

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