story416 時計じかけの摩天楼25 ページ34
Aside
犯人から新一君はどうしたと言う発言にハッとし、慌てて蝶ネクタイ型変声機のダイヤルを回そうとした時...
「そうか...ならばいい。俺の相手は水城とお前の様なガキで十分だと言うんだな?」←くぐもった声
「(お前の様な?俺達を何処かで見てるのか?)」
犯人の発言に新一君は廃墟になった建物の方へ顔を向けていた為、私も同じ様に顔を向けると僅かだが人影が見えた
もしかしたら双眼鏡で覗いているのかも知れないわね...
「いいか、よく聞け。1時ちょうどにもう一つの爆弾が爆発する」←くぐもった声
『1時ちょうどですって!?』
新一君の近くで聞いていた私は驚いたと同時に身に付けている腕時計を見ると時計の時刻は現在12時45分になっていた
っ!?あと15分しかないじゃない!
「場所は米花駅前広場だ。工藤が来ないのなら水城とお前の二人で見つけるんだな」←くぐもった声
「待って。それじゃ僕、子供だから分かんないよ。何かヒント教えて?もしもし?」
私は一人で米花駅前広場に爆弾が置けそうな場所が何処にあるのかと考えていた時、新一君が子供のフリをしながら犯人に爆弾のヒントを教える様に言っていた
近くに来た歩美ちゃんはキョトンとした顔をしていて、元太君は電話の相手が誰なのかと聞いているみたいだけど光彦君は知らないと首を横に振っている様子だ
まあ、犯人からの電話だなんて夢にも思わないし...
それにしても......相変わらず子供のフリが上手いわね
「木の下だ。ただし木の下に埋めてある訳じゃない。早く行かないと誰かに持って行かれちまうかも知れないぞ」←くぐもった声
私達にヒントを言った後、電話が切られたと同時に廃墟になった建物の方を見てみるが既に人影はなかった
......いつの間にか逃げたのね
「クソっ!」
『貴方達はまっすぐ家に帰るのよ!』
人影がない事が知った新一君は悔しそうな表情をしたまま急いで米花駅前広場へ向かうべくスケボーの所まで走り、私は子供達に家に帰る様に伝えてから新一君の後を追いかける
「コナン君!Aお姉さん!」
「おいコナン、A姉ちゃん!何処行くんだよ?」
歩美ちゃんと元太君が私達を呼ぶ中、私はハーレーにエンジンをかけたと同時に跨がり、ヘルメットを着けたまま新一君の後ろについて行く様に走る
その数分後に米花駅に到着し、時間を見ると1時10分前
ハーレーを近くの駐車場に止め、私と新一君は手分けして爆弾らしきものがないか確認する
焦っては駄目...落ち着くのよ...
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2020年5月4日 22時