story407 時計じかけの摩天楼16 ページ25
Aside
「私達ここの米花シネマ1で映画を見るんです。3日の夜10時にロビーで待ち合わせで」
「そうですか。このビルは私の自信作でしてね。若いカップルがバースデーを迎えるにはこれ以上の所はありませんよ」
「(ど...どうすればいいんだよ...)」
蘭ちゃんと森谷さんのやり取りを聞いていた新一君は誕生日の前の日にどうすればいいかと焦っている様子
まさか私達が映画を見る場所と同じだった事には少し驚いたけどあえて何も言わない
森谷さんはにこやかな表情で米花シティービルは自信作だと語っているけど何だか違和感を感じたのよね...
安室さんと諸伏さんは無言のまま二人の会話を聞いている
まあ、この場合は新一君が悪いわね...断りづらい気持ちは分かるけど...
キチンと蘭ちゃんに無理だって断らない事と前もって誕生日の日に対策を考えないから、こんな事になってしまったのよね...
まあ、新一君も蘭ちゃんもお互い相思相愛だから私が文句を言える立場ではないけど...
それにしても...未だに分からないのは森谷さんがどうして面識のない私に招待状を送ったのかしら?
私はそこに疑問を抱きつつ考えていた
Aside 終了
コナンside
in毛利探偵事務所
森谷邸でアフタヌーンティーのガーデンパーティーに招待されてから4日後の5月3日の土曜日
とうとう問題の日付を迎えてしまった
ハァ...俺は一体どうすればいいんだよ...
蘭の服装を見るとオシャレしているのが明らかに分かるし、何より楽しそうにしている顔を見ていると...ハァ...
Aさんと沙織さんに相談しようと考えていた時、蘭が夕飯は出前でも取って食べる様にと言ってきた為、俺は知らないフリをしつつ返事した
「夜の10時まで10時間...本当困った...」
誰もいないところで俺が一人でそう言った後、静かにうなだれた
いけね!うなだれている場合じゃねぇ...!
俺が支度をすませてから事務所を出た後、Aさんにメールで連絡し、俺は阿笠邸までスケボーを走らせた
そう言えば...灰原も博士と一緒に住んでいるんだよな...
ん?灰原...APTX4869の解毒薬...あっ!
「そうだ!灰原からAPTX4869の解毒薬を貰えばいいんだ!俺ってばすっかりその事を忘れてたぜ...」
俺はその事を思いつかなかった事に文句を言いつつも阿笠邸に向かう
今回も同じ様に灰原に頼んでAPTX4869の解毒薬を貰おうと考えた時、不意に断られるのではないかと思った
まあ、俺の誕生日の前日ぐらいなら貰えるよな...?
コナンside 終了
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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2020年5月4日 22時