【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART9 (ページ18)

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story400 時計じかけの摩天楼9 ページ18

Aside

料理上手だった麗香と紫織も森谷さんみたいに手作りのお菓子を私達に振る舞ってくれたのよね...
ちなみに弥生の特技はスイーツ作りでその腕前はプロ並だったから麗香と紫織に「特技ってレベルじゃない」って言われてたわね(笑
あの頃が懐かしいなぁ...と考えちゃうわ
チラッと沙織を見ると同じ様に何処か懐かしんでいるみたいだ

「まあ、綺麗！これ、みんな手作りなんですか？」

「もちろんです。ティーパーティーには全て手作りの物を出すのが正式なのです。どうぞ、お召し上がり下さい」

蘭ちゃんがお菓子を見ながら問いかけに森谷さんはティーパーティーには全て手作りの物を出すのが正式だと答えた後、私達にお菓子を食べる様にと言ってくれた為、蘭ちゃんは近くにあったクッキーを一つ手に取って口に運んでいる

「A、あっちにサンドイッチがあるから食べましょ？」

『ｸｽｯ)えぇ』

沙織がとても嬉しそうな表情でサンドイッチを食べようと誘ってきた為、私は沙織の行動に思わずクスッと笑いながらも返事した後、最初にサンドイッチを手に取って口に運ぶ
あっ、このサンドイッチ...凄く美味しい
ちなみに萩原さん達は私達(特に私と沙織)の様子を見て微笑ましそうに見ている

何で最初にサンドイッチから食べたのかって？
麗香達にアフタヌーンティーのマナーを教えて貰ったからね
サンドイッチを食べ終えた後、ティーカップに紅茶を注ぎ、ソーサーを持ち上げたまま口に運ぶ
わっ、この紅茶も美味しい...
沙織はサンドイッチを食べた後、スコーンをお皿に取り、ナイフを使ってスコーンを割っており、備え付けのスプーンでクリームとジャムを自分のお皿に移した後、一口分ずつ塗っており、サンドイッチの様に食べている

「お三方、いかがですかな？お味の方は」

「美味しいです、このクッキー」

『サンドイッチ、美味しかったです』

「スコーンも凄く美味しいです」

「あ～、それはよかった。昨夜から手間かけて作った甲斐がありましたよ」

私達が食べていると森谷さんがにこやかな表情で問いかけてきた為、私達は口々に感想を述べると森谷さんが嬉しそうな表情で昨夜から手間をかけて作った甲斐があると言ってくれた
昨夜から作ってたなんて凄いわね...

「あら先生、お料理なさるんですか？」

「ん？こう見えても独身ですからな。ここに出ている物全てスコーンもサンドイッチもクッキーもみんな私の手作りです。何でも自分でやらないと気が済まないたちなんですよ」