【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART7 (ページ10)

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Aside

明日は何もやる事がないし、連絡して来ない諸伏さんが心配だから後で連絡をしましょ
組織には死んだ事にして警視庁公安部に戻っていると思うし...

横浜の水城家に行った次の日の4月13日
ヒロキはお手伝いも兼ねてしばらく成実さんの所に泊まるとの事でここにいるのは私一人だ
うーん...今日は特に何もやる事がないわね
テレビをつけてニュースを見ていた時...

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

あら？誰かが来たわね...
もしかしてヒロキかしら？いや...ヒロキはインターホンを押さないし、成実さんかしら？
仮にヒロキに何かあったのならこっちに連絡するはず
まあ、とりあえず不審者かどうか確かめましょ
テレビドアホンを見るとそこにいたのはあの人だった...
嘘...こんな堂々と歩いて大丈夫なのかしら？
心配になった私は急いでドアを開ける

ｶﾞﾁｬ

『......急に家に来るのは止めて下さい。驚きましたよ(汗』

「すまない...(苦笑(連絡しようかどうか迷ってた所だ」

私は呆れた顔をしつつ小さくため息をつきながらも家の中に入れた
もちろん周りに誰もいないか確認もした上で...
ちなみに私の家に来たのはスコッチこと諸伏景光さん
スコッチの時の格好は水色のフード付きのパーカーを着ていて性格も別人の様に冷たいが、今は組織に入っていない所為か本来の穏やかな性格だ
彼の情報を組織に漏らした上層部(バカ)を社会的に抹殺したし、今では生き地獄を味わっている頃でしょうね...フフッ(黒笑
おっと...話がそれていたけど今の格好はスーツ姿で警視庁公安部である事がよく分かる
まあ、こっちが本来の姿だからね

『全く...組織(かれら)はいつ何処で目を光らせているのか分からないので、あまり動き回ったりしないで下さいね』

「悪い...A達に助けられた命を無駄にしない」

軽く注意した後、リビングに案内すると諸伏さんが「お邪魔します」と言っていた
イスに座らせ、キッチンでコーヒーをカップに淹れる
ブラックコーヒーになるけど大丈夫かしら...？
あっ、そう言えば...ヒロキや成実さん以外の人を家に入れたのは初めてだわ

『はい、諸伏さん。コーヒーはブラックで大丈夫ですか？』

「あぁ、大丈夫だ」

私はブラックコーヒーの入ったカップを諸伏さんに手渡しした後、自分が飲むブラックコーヒーの入ったカップをテーブルに置く
諸伏さんはカップを受け取った後、ブラックコーヒーを口に運ぶ

「そう言えば...Aってここで一人暮らししてるのか？」