【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART6 (ページ31)

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story274 名家連続変死事件29 ページ31

Aside

『最も不自然なのは...あの遺書ね』

新一君や服部君の言う通り、私もあの遺書に違和感を感じていた
あの遺書...内容は普通に見えたけど聞いた途端、物凄い違和感を感じたからね
焼け焦げた万年筆を見た後、静かに握る

「遺書には【犯.してしまった罪】って書いてあった。これは光明さんをやってもうた後に書いたっちゅーこっちゃ。あんな時にのんびり遺書なんぞ書いてられへんで」

服部君は遺書に書いてあった【犯.してしまった罪】と言うのは光明さんを殺害した後に書いたが、あんな時にのんびり遺書なんか書いてられないと言っていた
やっぱり...私の思っていた事が服部君にも分かったみたいだ

『となると...誰かが彼を脅して書かせたか偽造したか...とにかく誰かが秀臣さんを毒殺した後に遺書と一緒に沈めたのは間違いなさそうね』

「せやけど事件の後で池に近づいたんはみんな揃って秀臣さんを探しとった時だけやで」

「つまり、事件前に秀臣さんは殺されていたって事だ」

誰かが秀臣さんを脅して書かせたか偽造したかのどちらかであり、その誰かが秀臣さんを毒殺した後に遺書と一緒に沈めたのは間違いないと言えば、服部君は事件後に池に近づいたのはみんな揃って秀臣さんを探していた時だと言っていた為、新一君は事件前に秀臣さんは何者かに殺されていたと言っていた
事件前と言う事は...私達が来る前に殺されたと考えた方が妥当かしらね
その後、服部君は警備員の人達の話を聞くべく私達から離れ、私は事件の真相を探るべく新一君と一緒に行動し、別の場所へと向かっている
秀臣さんの事で何か分かれば事件の鍵を解く手がかりになるかも知れないわね...
それに...服部君の方でも何か手がかりになるものを掴んでくれるはずだわ...

Aside 終了

No side

「なんやて!?誰も出ぇへんやと!?」

「あの中で外出した人はいないよ。皆さん、夕方前に屋敷に入ったきりで。あの日は君のお父さんにも念を押されたからね。間違いはないよ。何しろ私達が玄関を離れたのは君と一緒に遺体の所に駆けつけた1～2分だけだ。きっとあの時、秀臣さんは逆側から回り込まれて池に入られたんだ」

平次は警備員から誰も外に出ていないと聞いて驚くも警備員はあの中で外出した人はおらず、みんな揃って夕方前に屋敷に入ったきりで昨日は平次の父親・平蔵からも念を押されていた事に間違いはない事と自分達が玄関から離れたのは平次と一緒に遺体の所に駆けつけた1～2分だけと言っていた