【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART6 (ページ29)

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story272 名家連続変死事件27 ページ29

Aside

目暮警部は秀臣さんと光明さんが犬猿の仲と言っても殺す事は言葉を濁らせていた時、武さんによると秀臣さんは康江さんと特に仲が良く、康江さんと光明さんの結婚にみんなが賛成している中、最後まで反対していたのは秀臣さんのみとの事
あの優しい秀臣さんが康江さんの結婚に反対していたのは大火事の事件がきっかけだったのね...
まあ、確かに...もし兄弟姉妹の結婚相手が自分と仲の悪い人だと聞いたら私も結婚に反対しちゃうかも...
私は心の中でそう思いつつ泣いている康江さんの背中を優しくさすりながらみんなの話を聞いていた

「大事な妹さんを嫌な悪友に取られて腹に据えかねたって訳か」

「馬鹿な子...」

武さんの話を聞いた小五郎さんは秀臣さんは亡くなるまで康江さんの結婚に我慢ができなかったのだろうと納得し、信子さんは悲しげな目で静かにそう言っていた時、高木さんが一枚の紙を持って来た

「目暮警部、鑑識の結果が出ました」

「読んでくれ」

「はっ！現場で発見された包丁の刃と光明さんの腕の傷は一致し、包丁に付着していた血も光明さんのものと判明しました。それから包丁と一緒に散乱していた帽子と包帯に付いていた髪の毛は秀臣さんのものだと。そう言えば、光明さんの上着のポケットに1mくらいの凧糸が...」

「凧糸？」

どうやら鑑識の結果が出たらしく目暮警部は読んでくれと言うと高木さんは結果を読み始めた後、光明さんの上着のポケットに1mくらいの凧糸があると言っていた為、目暮警部は驚き、私は思わず高木さんの方を向いた
凧糸...？
何でそんなものが光明さんの上着のポケットに...？

「右手の甲の傷も包丁の傷だったの？」

「いや、何故か違ってた」

凧糸がどうしてあるのかと疑問を浮かべていた時、隣にいた新一君が高木さんの話を聞いて右手の甲の傷も包丁の傷だったのかと問いかけると高木さんは何故か違っていたと答えている
やっぱり...右手の甲の傷は違っていたのね
右手の甲の傷がついたのなら、何かで強く刺した証拠
その何かはまだ分からないけど、犯人はきっと処分しないでまだ持っているはず...

「ほな、包丁に付いているはずの唾液の血液型は？」

「それが付いてないんだ。拭き取られたみたいで」

服部君が口に咥えていた包丁に唾液が付いているはずだからその血液型はどうなのかと問いかけるも高木さんは唾液が付いておらず、拭き取られた後だと答えた
.........やっぱり光明さんの右手の甲の傷を先に調べた方がよさそうね