【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART6 (ページ28)

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story271 名家連続変死事件26 ページ28

Aside

泣き叫んでいる康江さんを放っておけなかった私は何も言えず、彼女の背中を優しくさする事ぐらいしかできなかった

「秀臣さんの死亡推定時刻は？」

「死亡してからおよそ1日半から2日経ってると思われます」

目暮警部の問いかけに検視官は秀臣さんが死亡してからおよそ1日半から2日経ってると答えていた
まさか...秀臣さんが亡くなっているとは思わなかったわ
遺体を静かに見た私は10年前に会った秀臣さんと身体つきが同じである事から本物である事は間違いないもの
と言う事は...昨日、小五郎さん達に姿を見せていた秀臣さんは犯人の変装と考えた方が妥当ね
本人にしては身体つきが違ってたし、包帯を巻かれて何も話せない事を考えれば変装して黙っていれば本人だと間違えてもおかしくはないし

「光明さんがベランダから突き落とされたのが一昨日の夜の10時頃。今から44時間前って所ですね。秀臣さんが我々警察がここへ到着する前にこの池で入水自殺したとしたら...全て辻褄があいます」

目暮警部と検視官のやり取りを聞いていた伊達さんが光明さんがベランダから突き落とされたのが一昨日の夜の10時頃の為、今から44時間前で秀臣さんが自分達が長門家に到着する前にこの池で入水自殺したとしたら全て辻褄があうと言っていた

「ですが、死因は溺死ではありません」

「えっ？」

「解剖してみないと断定はできませんが...恐らく毒物を飲んだ後、池に入ったのだと...遺体が浮いて来なかったのは服の中に入っていたこの石の所為です」

「じゃあ、秀臣さんは石を抱えて池に入り、毒を飲んだのか？」

「きっと死んだ姿を見られたくなかったんスよ」

検視官が死因は溺死ではないと言っていた為、目暮警部は驚くが、検視官はバインダーを見ながら解剖してみないと断定できない事と毒物を飲んだ後に池に入った事や近くにある石を持ちながら遺体が浮いて来なかったのは服の中に入っていたこの石の所為だと言っており、目暮警部は秀臣さんは石を抱えて池に入り、毒を飲んだのかと言うと小五郎さんが死んだ姿を見られたくなかったのではと言っていた為、萩原さんと松田さんは無言のまま秀臣さんの遺体を見つめている
秀臣さんは本当に入水自殺したのかしら...？

「しかし秀臣さんと光明さんがいくら仲が悪かったと言っても殺す事は...」

「多分、秀臣様は康江お嬢様と特に仲がよろしかったのだと思います。康江お嬢様と光明様のご結婚に最後まで反対しておられたのも秀臣様でしたし」