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story231 ピアノソナタ『月光』殺人事件63 ページ37

Aside

「それは違う。確かに俺は死のうとした。それを望んでいたんだ。けど今、生きていてよかったと思う。怪盗シグナスとして働いている君は犯罪者じゃないよ。そこは自信を持って?」

静かに目を伏せていた時、成実さんがそれは違うとまっさきに否定した後、自分が死のうとした事は確かで望んでいたが、今は生きていてよかったと思っている事や怪盗シグナスとして働いている私は犯罪者じゃないからそこは自信を持つ様にと言ってきた為、私は驚きながらも成実さんの方を見る
フッ...こんな私にああ言ってくれるなんて...本当に優しい人だ

『ありがとう。そう言ってくれて嬉しいわ』

嬉しくなった私は再び成実さんにお礼を言った後、一つ目のスーツケースに入れた荷物は全て元の場所へ戻し、怪盗シグナスのスーツやAPTX4869の毒薬、拳銃がゴロゴロ入っている二つ目のスーツケースも同じクローゼットの中にしまった
怪盗シグナスのスーツやAPTX4869の毒薬、拳銃類は全て厳重にしているし、誰かに見られる心配もないからね
あっ、それと成実さんの新しい名前も考えなきゃ!
しばらく考えた後、私は成実さんに新しい名前をつけた
その新しい名前と言うのが【浅成(あさなり) (けい)
名前の由来は【浅井 成実】の【浅】と【成】、そして【麻生 圭二】の【圭】から取った
あまり分かりやすい名前だとすぐにバレてしまう可能性も高い為、あえて自分の名前と親の名前を混ぜたのだ
それに...この名前なら何処にでもいそうな名前だし
もし最悪の場合、また戸籍をいじれば問題はない
私はこれでもれっきとした情報提供者だからね

新一君はきっと公民館の中から出てきた遺体が成実さんのものだと思っているはずだし、私が成実さんを男らしい変装にさせているから全く気づかないでしょうね...(苦笑

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※ピアノソナタ『月光』殺人事件は終わりです
※コナンは成実が死んだと思っている為、気づきません

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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