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story225 ピアノソナタ『月光』殺人事件57 ページ31

Aside

『はいっ!これで完成よ。見てごらん?』

「凄いっ!完全に別人の顔だ!」

私はそう言いながら成実さんに手鏡を渡すと成実さんは驚きながらも喜んでいた
フフッ...張り切ってやった甲斐があったわ(笑

『でしょ?私の手にかかればこんなのお茶の子さいさいよ。男性らしい変装とかは私に任せて!女性らしい変装は私がしなくても平気か...だって成実さん、元々は女装をしてたもんね(クスクス』

「フフッ)そうだな。それより船がもうすぐ来るみたいだ」

私は自分の手にかかればこんなのお茶の子さいさいで男性らしい変装とかは任せて欲しい事と女性らしい変装は自分がしなくても成実さんは女装をしていたから平気かと言ってクスクスと笑うと成実さんもフフッと笑った後、船が来た方へと見る
ちょうどいいタイミングで来たわね...

新一君達には悪いが成実さんは死んだ事にして貰っている
栗島 寛治の死体は成実さんに似ていたし、あとは歯形を似せるだけだったからすぐに似せる様に変えて貰ったからね
船に乗り込んだ後、私達は東京へ向かった
そうだわ...成実さんの住む場所を何処にしようかしら?
まあ、本人に決めて貰った方が懸命ね...

「それよりAちゃん、君はいったい...」

『6歳でアメリカのマサチューセッツ工科大学に在籍していた普通の高校生よ(微笑』

「6歳で大学!?」

その時、成実さんに何者かと問いかけられ、私は静かに微笑みながら6歳でアメリカのマサチューセッツ工科大学に在籍していた普通の高校生だと答えた途端、成実さんは驚いていた
まあ...普通じゃ、あり得ないからね
しかも私の頭脳は他の子と違って普通じゃないし...
あら?そう言えば...萩原さん達にもこう名乗って立ち去ったっけ(苦笑
似た様な台詞を吐いてしまったと静かにため息をつく

『まあね。私は小さい頃から普通の子と違って知能指数が非常に高く、小中学校には通わず、大学に通いながら勉強して過ごしていたけど亡くなった彼女を含めた友達もたくさんできたし、中には家庭教師を頼まれた事もあるわよ?』

「あ、あぁ...うん、そうだったのか。それなら納得できる気がする。だってAちゃん、他の子と比べるとずいぶん落ち着いてるしな」

私はフッと笑いながら小さい頃から普通の子と違って知能指数が非常に高い事で小中学校には通わず、大学に通いながら勉強して過ごしたものの亡くなった彼女を含めた友達もたくさんでき、中には家庭教師を頼まれた事もあると静かにそう言った

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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