【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART5 (ページ14)

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story208 ピアノソナタ『月光』殺人事件40 ページ14

Aside

新一君の推理に目暮警部達が驚いている中、私は静かに微笑む
そう...私と新一君の推理はほとんど同じだからね

「村沢さんを殴って逃げたのは残っていた麻薬を回収していた所を...見られてしまったからでしょう。その証拠にピアノの下には微かに麻薬の粉が落ちていたんです。麻薬の粉はAちゃんが持っています！Aちゃん、警部殿にアレを！」←小五郎の声

新一君が私の名前を呼んだ為、目暮警部達が私の方を見る
私は言われた通りにガサゴソと鞄の中から取り出し、袋にしまっておいた麻薬を手袋をしながら青色に変わっているシモン試薬を目暮警部に渡す

「これは...！」

「その証拠に薬品の色が青色に変わっています。それが麻薬である証拠です！」←小五郎の声

「そうか！彼等が夜な夜な公民館で会っとったのはその為じゃったか！」

目暮警部がシモン試薬を見て驚いている中、新一君は薬品の色が青に変わっているのは麻薬である証拠だと言った後、年配の警官が平田さんと川島さんが夜な夜な公民館に会っていたのはその為かと聞いて納得していた
新一君の推理を聞いた平田さんは肩を震わせながら怪我をしている左手を隠していた事に気づき、私は無言のまますぐに怪我をしている左手首を掴んでいた
私に掴まれた事で平田さんが慌てて抵抗し始める

『平田さん、往生際が悪いですよ？』

私は物静かな声でそう言いつつ力強く握れば平田さんは抵抗する事ができず、膝から崩れ落ち、そのまま座り込んだ
平田さんが抵抗しないと判断した私はスッと左手首を離す

「平田さんが【呪いのピアノ】と言って人を遠ざけたのも取引に邪魔が入らない様にする為です」←小五郎の声

「それじゃあ、麻薬の取引で揉めて川島氏を...」

「ち、違う!!」

「しかし平田さんは三つの事件とは無関係です。彼が犯人なら遺体をピアノの部屋に運んだりしませんよ。ピアノに残った麻薬が発見されかねませんからね」←小五郎の声

新一君の推理を聞いた目暮警部は平田さんに麻薬の取引で揉めて川島さんを殺害したのではと言うと平田さんは違うと否定した後、新一君は平田さんが三つの事件を起こした犯人ではない事と仮に犯人なら遺体をピアノの部屋に運んだりしたら、残った麻薬を発見されかねない事を話した
まあ、確かに麻薬が見つかったら...小五郎さんや目暮警部達に問い詰められちゃうし、そもそも麻薬を密売していた事自体が犯罪なんだけどね...(苦笑
目暮警部はその推理を聞いて納得している様子