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story197 ピアノソナタ『月光』殺人事件29 ページ2

Aside

そのおかげで黒岩親子との折り合いが悪い理由も納得できる気がする
それと...後で新一君に私の推測を話しておかなくては...
犯人があの人である事を...

「もう聞きたい事はないかね?明智君に神津君?」

「えっ?あっ、うん...(Aさんが神津って...(苦笑)」

『大丈夫です』

年配の警官が私達に明智君と神津君と言ってきた為、新一君は一瞬だけ驚きながらも大丈夫だと言っていて、私も大丈夫ですと返事をした
それにしても明智と神津って...(苦笑
私達の姿が推理小説に出てくる明智 小五郎と神津 恭介に似ているって事なのかしら?(苦笑









しばらく歩いていると駐在所に到着し、年配の警官は耐火金庫の鍵を探している間に私達はその場で待たせて貰い、色々と話し合った
そして...私は新一君に自分の推測を話した

「ば、馬鹿な!あの人にそんな事ができる訳...!(ボソッ」

やっぱりね...そんな反応だろうと思ったわ
でも...これが真実なのよ...

『これは私の推測に過ぎないわ...でも黒岩さんが私達の元からいなくなった後、あの人はその後にいなくなったのよ。それ以外は考えられないわ...それに...川島さんの時だってある事を利用して...(ボソッ』

「そうか...Aさんの推測が本当なら犯人はあの人しかいない。Aさん...話してくれてありがとうございます(ボソッ」

私は思った事を全て新一君に話すと、新一君も私の推測を聞いて犯人はあの人しかいないと言った後、話してくれてありがとうとお礼を言った後に私の手を握った
えっ!?ちょっ、いきなり手を握るなんて...(照
恥ずかしいけど...何故か安心するわ

「あっ...(照(ヤベェ...無意識にAさんの手を握ってしまった(照)」

新一君が声を漏らすと同時に顔をほんのり赤く染めている
安心すると思ってしまった私は新一君の幼馴染である蘭ちゃんの事を思い浮かべ、申し訳ない気持ちでいっぱいになる
何か蘭ちゃんに悪い事をしちゃったわね...(苦笑
その後、落ち着きを取り戻した後、新一君は握っていた手を離した
それにしても...まだ鍵は見つからないのかしら?

「ありゃあ、おかしいのぉ...確か、この辺にしまったハズなんじゃが...」

「(...ったく、もう一時間以上も探してるぞ)」

『......(苦笑』

駐在所に到着してから一時間も私達は待たされていて、新一君は年配の警官の探している姿に呆れた顔をしていて、私は思わず苦笑いを浮かべた
......普通は何処にしまったか覚えているでしょ?(苦笑

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作者名:黒羽明菜 | 作成日時:2018年6月16日 2時

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