【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART4 (ページ43)

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story188 ピアノソナタ『月光』殺人事件20 ページ43

Aside

私はそう言いつつ三人の所へ近づく
本当に眠そうね...見てるだけでも眠くなりそうだわ(苦笑
ちなみに萩原さん達は目暮警部と一緒に事情聴取を行っている為、この場にいない
その時、小五郎さんが事情聴取しているドアを開けて戻って来た

「どぉ？犯人分かった？」

「馬鹿言うな！参考人は38人もいるんだぞ」

蘭ちゃんが眠そうな声で小五郎さんに問いかけると小五郎さんは参考人は38人もいるから分からないと答えている
まあ、普通に考えてみればそうだけど私は犯人はあの人だと確信しているけど証拠がない為、動けないのがもどかしいわね...

「あの、私の取り調べは...」

「お疲れでしょうから一番最後にして貰いました」

「じゃあ、その前に顔洗ってきます...」

成実さんが自分の取り調べはいつかと問いかけると小五郎さんが疲れているから一番最後にしてあると答えると成実さんはその前に顔を洗ってくると言って席から立ち上がった
そんな成実さんの姿を私は無言のまま見つめる
......証拠がなくて捕まえられないのがこんなに悔しいとはね
あっ、そう言えば...事情聴取を受ける人はどれくらいいるのかしら？

『そう言えば...事情聴取を受ける人ってどれくらいいますか？』

「ああ、成実先生を入れてあそこにいる4人と今、取り調べ中の西本の6人だが...」

私の問いかけに小五郎さんが成実さんを入れてあそこにいる4人...清水さん、メガネをかけた男性・平田和明さん、帽子を被った男性・村沢周一さん、村沢さんと一緒にいるツリ目の若い女性・黒岩令子さん、取り調べ中の西本さんだと答えてくれた時...

「バカモン!!何が呪いのピアノだ！あんな物があるからこんな事件が起きるんだ！(怒」

「で、ですが村長...」

「すぐに処分しろ!!いいな!!」

「わ、分かりました...」

その時、黒岩さんの怒鳴り声が聞こえてきた為、見てみると怒鳴っていた相手は秘書の平田さんだった
黒岩さんは平田さんが言っていた普通のグランドピアノを呪いのピアノと言った事に怒鳴っていて、あれがあるからこんな事件が起きると言うが、平田さんは宥める様にするも黒岩さんからすぐに処分する様にと言われ、平田さんは分かりましたと返事をしている
黒岩さんはその後、何処かへ行き、その様子を清水さん、村沢さん、令子さんが静かに見ている中、平田さんが黒岩さんを睨んでいる事に気づいた
もしかするとあの人...
平田さんが黒岩さんを睨んでいる理由は恐らくだけど【アレ】の事でしょうね...