【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART4 (ページ34)

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story179 ピアノソナタ『月光』殺人事件11 ページ34

Aside

『そして...このドアやこの部屋の全ての窓に鍵がかかっていた点と『月光』の曲が入っていたテープの頭、数分が無音になっている事から見て...恐らく犯人は法事の最中、川島さんを海に連れ出して溺死させ、遺体をこの部屋に運んで鍵をかけ、テープレコーダーのスイッチを入れ、部屋を出た。それとカセットテープの無音の数分間が過ぎて『月光』の第一楽章が流れ始めた...と言う事になります』

私は窓の外を見た後、この部屋にある扉や窓に鍵がかかっていた事と『月光』の曲が入っていたテープの頭、数分が無音になっている事から見て犯人は法事の最中に川島さんを海に連れ出して溺死させ、遺体をこの部屋に運んで鍵をかけ、テープレコーダーのスイッチを入れ、部屋を出た事、それとカセットテープの無音の数分間が過ぎて『月光』の第一楽章が流れ始めたと物静かな声でそう言いつつテープレコーダーのスイッチを押す

「Aちゃん、ずいぶん詳しいな...」

『父の影響かも知れませんね』

「そういやオメー、珍しく大人しいじゃねーか。今日みたいに大人しくしていればいいのによ...」

「ハハッ...(苦笑(俺の言いたい事をAさんが全部、話しちまってるからな)」

小五郎さんの言葉に新一君が苦笑いを浮かべているのが明らかだ
ごめんなさいね...貴方の言いたい事を私が話してしまって
大人しくしろって言われても無理があるし(苦笑

「しかし...だとすると、この公民館の玄関には俺達がずっといた訳だから...」

「ちょ...ちょっと待ってよ！じゃ、犯人はまだ...この中にいるって事!?」

小五郎さんが顎に手を当てながら公民館の玄関には私達がずっといた事を話した途端、ツリ目の若い女性が犯人がまだこの中にいると聞いて驚きを隠せない様子であり、ざわつきがまたさらに激しくなっていく

「ああ...この騒ぎに乗じて外に逃げていなければな」

「なあ、探偵さん。動機と言う訳ではないんだが、川島が亡くなって一番喜んでいるのは彼と同じく村長選に立候補している清水君ではないかと...」

「な、何を!?それは貴方も言える事でしょう！黒岩村長！(怒」

「何だと!?(怒」

小五郎さんがツリ目の若い女性に向けてそう言った時、今まで黙って聞いていた黒岩さんが川島さんが亡くなって一番喜んでいるのは村長選で立候補している清水さんではないかと言い出した途端、清水さんは自分だけではなく黒岩さんも同じなのではないかと言うと黒岩さんは怒りながら清水さんを睨みつけている