【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART4 (ページ13)

今日:3 hit、昨日:38 hit、合計:199,411 hit

story159 集められた名探偵！工藤新一VS怪盗キッド71 ページ13

No side

「席順なんて関係ないよ。貴女は前もって全員のティーカップに青酸カリを塗っていたんだからな。塗った場所はカップの取っ手の繋ぎ目の上さ。そこは大上さんがティーカップを持つ時、右手の親指の先が触れる位置であり、彼が考え事をする時に思わず噛んでしまう爪の傍でもある...彼が爪を噛んだのは貴女が声を変えて録音したテープが、宝の隠し場所への暗号を発表した直後...メイドに指示して紅茶を出す時間をその少し前にしておけば暗号を聞いて考え込み、爪を噛む大上さんだけを時間通りに毒殺できるって訳さ」

「でもあの時、みんなは用心の為に一度、食器を拭いてから使ったはず」

コナンはハンカチでティーカップを取りながらそう言うが、千間はみんなは用心の為に食器を拭いてから使ったと言った

「確かに名探偵として名の通った大上さんにしては不注意すぎるけど...彼がこの晩餐会を企画した貴女の相棒だったとしたら自分が狙われる訳ないと高を括って、それを怠ったのも無理はない」

コナンは大上の事を思い浮かべながら名探偵として名が通っているにも関わらず気づかないのは不注意すぎると評し、彼がこの晩餐会を企画した千間の相棒だったとしたら自分が狙われる訳ないと高を括って、それを怠ったのも無理はないと言うと千間は驚きを隠せないでいる

「メイドさんが朝早く館に来た時、既にベンツが停まっていたと言ったのを聞いた時から疑ってたよ。こんな山奥の館にベンツを放置するにはベンツに乗ってくる人間と別の車でその人を迎えに来る共犯者が必要だからね。ちなみに貴女がわざわざ待ち伏せして毛利探偵の車に乗ったのはタバコ嫌いなのを彼に印象づけて食堂で死ぬ大上さんだけにする為。指先に青酸カリが付いた状態でタバコを掴み、口に咥えれば...あの世行きだ。あのメイドさんを選んだのも爪を噛む癖を持っているのを面接の部屋の隠しカメラで知り、同じ手口でいつでも殺せると思ったから。そう...貴女は共犯者の大上さんを殺害し、自分も誰かに殺害された様に見せかけ、ここに招いた探偵達やAさんを心理的に追い詰めて、あの暗号を解読させる」

コナンは山奥にベンツを放置するにはベンツに乗ってくる人間と別の車でその人を迎えに来る共犯者が必要な事やメイドの石原を選んだのも爪を噛む癖を持っているのを面接の部屋の隠しカメラで知り、同じ手口でいつでも殺せると思った事、ここへ招いた探偵達やAを心理的に追い詰めて、暗号を解読させる事などを話す

story160 集められた名探偵！工藤新一VS怪盗キッド72→←story158 集められた名探偵！工藤新一VS怪盗キッド70