【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART4 (ページ12)

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story158 集められた名探偵！工藤新一VS怪盗キッド70 ページ12

No side

「通常、車に爆弾を仕掛けた人物が自殺以外の目的でその車に乗るのは考えにくいが例外はある」

その時、謎の影の近くからコナンの声が響き渡り、コナンは謎の影に向かってそう言った
謎の影は目を見開きながらコナンの方を睨むが、コナンは気にせず歩きながら謎の影へと近づく

「その爆発で自分が爆死したかの様にカモフラージュするケースだ。そうだよな...千間探偵？」

コナンは謎の影に向かってそう言った
謎の影の正体は何と爆死したはずの千間降代だった
千間はコナンの言葉に驚きを隠せないでいる

「そう...貴女は爆発の直前に車から抜け出した。茂みに隠れ、車が落ちるのを確認し、こっそりこの館に戻ってきた貴女は館内の至る所に取り付けた隠しカメラで俺達を何処かの部屋で監視してたんだ」

「馬鹿ねぇ...私は間一髪の所で爆弾に気づき、爆発から逃れてたった今、この館に辿り着いたんだよ。それにあの時、車に乗る人はコインを投げて決めたんじゃなかったのかい？」

「いや、投げる前から貴女が車に乗るのは決まってたよ。最初からコインを表にして左手の甲に乗せてたんだから。そのコインの上から別のコインを持った右手を被せて隠し、弾いたコインをキャッチしたふりをして地面に落とし、最初に甲に乗せたコインを見せれば何回やっても表だ。大上さんの紅茶を調べる為に出した10円玉が手元にあった貴女なら、これくらいできるよな...【神が見捨てし仔の幻影】さん？それとも【白鳥が舞い降りし姫の幻影】さんって言った方がいいのかな？」

コナンの言葉に千間は少しだけ焦った表情を見せる
主催者の名前は【神が見捨てし仔の幻影】と【白鳥が舞い降りし姫の幻影】
【神が見捨てし仔の幻影】は怪盗キッド、【白鳥が舞い降りし姫の幻影】は怪盗シグナスの事だがそれは全くの嘘で本当の主催者は千間だったのだ

「ほぉ？大上さんを殺した晩餐会の主催者が私だと言うのかい？だったら教えておくれよ。私がこの食堂でどうやって大上さんだけに青酸カリを飲ませ、そしてどうして、その時間さえも予測する事ができたかを...彼の紅茶には毒が入ってなかったし、私の席と彼の席の間には毛利さんがいた。それにあの席は、じゃんけんをして適当に決めた席じゃなかったかい？」

千間はコナンに大上を殺した晩餐会の主催者が自分だと言うのなら大上だけ青酸カリを飲ませ、どうしてその時間さえ予測できたかを教えて欲しいと言いつつ食堂の扉を開けるとコナンは無言で食堂の中に入る