【名探偵コナン】ブロンドの髪を持つ美少女は宮野姉妹のいとこ！PART4 (ページ48)

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story193 ピアノソナタ『月光』殺人事件25 ページ48

Aside

『さっき松田さん達が貴方の事を疑いの眼差しで見てたわよ？行動には気を付けなさい(ﾎﾞｿｯ』

「すみません...できるだけ控えておきます(ﾎﾞｿｯ」

私は彼の目線に合わせる様にしゃがみながら小さな声であの時、悔しそうに壁に向けて叩いていた事を注意した後、メモ書きを覗き込む
新一君は自分が疑われているとは思わなかったらしく私の方を見て謝った後、メモを見ている

「何見てるの？コナン君にAさん」

「現場に残ってた譜面だよ。きっとこれ、犯人が残した暗号メッセージだと思うんだ。このシャープやフラットに何か意味があるのかなぁ...」

蘭ちゃんの問いかけに新一君が殺人現場に犯人が残した譜面を見ている事と犯人が残した暗号メッセージだと思った事、このシャープやフラットに何か意味があるのかと言っていた時、私はこの譜面を見てある事に気づいた

『この譜面...ピアノで言うと黒い鍵盤ね』

「えっ？」

「そうよ！シャープやフラットは黒い鍵盤だわ。ほら半音上げたり下げたりする記号だから...」

「鍵盤...」

そう...私が気づいたのはこの譜面がピアノで言うと黒い鍵盤に当たる事
ピアノを弾いている私もこれには見覚えがあった
私と蘭ちゃんの言葉を聞いて新一君は再び手帳に目を通していた
これならきっと...暗号の意味を理解できるはず

「早くこの殺人鬼を捕まえてよ、警部さん！でないと、また犠牲者が...」

令子さんが目暮警部に清水さんに向けて指を指しながらそう言っており、その様子を黙って見ていた目暮警部は何も言わずビックリしている様子で令子さんを見つめたまま
まあ、気持ちは分からなくもないけど...(苦笑
清水さんは自分を殺人鬼呼ばわりする令子さんに文句を言おうとした時...

「【分かっているな...次はお前の番だ】」

「コ...コナン君？」

「タネが分かれば簡単だよ、この暗号。ピアノの鍵盤の左側から順にアルファベットを当てはめてメッセージの文字に相当する音を譜面に書き記しただけなんだ。それをふまえて川島さんが殺害された現場にあった譜面を読むと【分かっているな...次はお前の番だ】......ねっ！」

「すっご〜い！」

新一君が譜面を見ながら読み上げた為、みんなは唖然とした表情で見ており蘭ちゃんは新一君の様子におずおずと声をかければ新一君は血で書かれた譜面の意味を私達に教えていた時、蘭ちゃんは凄いと称賛し、伊達さんは感心している一方、松田さんは怪訝そうな顔で見ており、萩原さんは無言のまま