第38話 誕生日パーティー ページ41
思い出したくもない正月も過ぎ卒業シーズンの3月となった
そして3月は増田さんの誕生月
色々なことをしてくれているためプレゼントをあげたいと思い現在雑貨店にいる
【男性が喜ぶプレゼント 30代】で検索してみた
『なるほど時計かぁ〜』
腕時計の記事が出てきた
今は貯金も大量にあるし少し奮発して良い時計を買う事にした
誕生日当日
増田さんは仕事は早い時間に終わるとの事なので玄関で迎えようと玄関で待つことにした
ガチャっと開くドアに向かって
『増田さん、お誕生日こころよりお慶び申し上げます』
日頃からの感謝を伝えるために敬語を使って挨拶した
｢おぉう、あ、ありがとう！そんなに改まってどうした？？｣
『これ、プレゼントです』
綺麗にラッピングされた箱を渡す
｢あ、ありがとうございます。開けていい？｣
『どうぞ！』
どんな反応するかな、とわくわくしていると
｢、、、まじ、、、｣
と頭を抱え始めた
もしかして嫌いなメーカーだったとか？そもそも腕時計嫌いだったとか？？
私の頭の中が？で埋め尽くされていく
とりあえず謝ろうと口を開くと
｢男に腕時計送る意味って、知ってます、、？｣
意味？そんなものがあるのか？？
『いえ、、知りませんけど、、もしかして失礼な意味でしたか!?すみません！！』
｢いや、違うんだ。。｣
濁すので自分で調べてみる
【貴方と同じ時間を過ごしたい】
『ちょっっっっと待ってください、、！』
なんでこんなに本心がプレゼントなんかに込められているんだ、、と選んでる当時の自分を恨む
｢その、、これは本心、、、？｣
『、、、、、はい…。』
嘘はつきたくない
｢はぁぁぁぁぁぁ｣
大きなため息をつく
『迷惑、ですよね。わかってるんです自分でも』
｢あぁいや違くて、｣
『え、じゃあ自害しろと？？』
｢なんでそうなる｣
私が？？？となっていると増田さんは座っている私に目線が合うようにしゃがみ、大きな手を私の頭にポン、と置いて
｢"俺もAちゃんの事、好き"｣
そう言う増田さんの顔は真っ赤になっていた
第39話 貴方と同じ時間を過ごしたい→←第37話 記憶があやふや
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
