第34話 クリスマス ページ37
気づけば12月になっていた
クリスマスは夜ご飯を頑張ってみようと思いレシピをたくさん調べる
もうわくわくしてきた
その時LINEの通知が来た
何かと思い見てみると
増田さんごめん🙏24日仕事入っちゃった💦
あぁそっか。仕事、、、
仕方、ないよね、、
さっきとは違って下がった気分を上げるために無理やり笑顔を作る
『また1人、か、、、』
24日、せっかくだしと調べたレシピで作ってみた
結構上手く出来たのでは！と1人で喜んでいるとあることに気がついた
こんなに作っても食べる人いないじゃん
バカなんだなぁ自分
明日も食べれるように冷蔵庫にしまっておいて風呂に入る
結局今年も1人だった
もう寝よう、と部屋に行こうとした時
ｶﾞﾁｬ
ドアが開く音がした
そこにはいるはずのない人がいた
『増田さん、、？』
｢仕事早く終わったんだけどもう遅いよね、｣
『まだ寝てないので！セーフです！』
嬉しくて変なことを口走る
｢ふふ、良かった。あ、これどうぞ｣
長方形の箱を渡された
『これは？』
｢開けてみて｣
言われた通り開けると中にはハートがついたネックレスが入っていた
よく見るとハートには小さな白い宝石がついていた
『可愛い！綺麗！』
｢気に入ってくれたみたいで良かった笑 その宝石はムーンストーンって名前なんだよ〜｣
｢あ、つけてあげるね｣
後ろに回るのかと思いきや正面から手を伸ばして首の後ろで金具をかけた
心臓がバクバクうるさい
恥ずかしくて前を向けない
｢出来た。めっちゃ似合ってるよ！｣
『あ、ありがとうございます、、！』
本当に嬉しい
いつも一人ぼっちだったクリスマスに誰かと一緒にいて、私だけのサンタさんがいる
嬉しくて嬉しくて堪らない
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
