第31話 どうして ページ34
Aside
2回目の電話がかかってきた時、兄がこっちに来た
スマホを取り
〖しつこい。Aは俺の元にいるから〗
と言った
しばらく言い争っていると大好きな声がした
｢Aちゃん！大丈夫！？｣
『ま、増田さん、？』
｢そうだよ、どこにいるの？｣
言うべきか悩んでいると兄が割り込んできた
また言い争ったあと
｢すぐ助けに行くから！｣
『こ、こないでください、、』
ごめんなさい増田さん。あなたの命には替えられないです
満足そうに兄は電話を切った
〖うーん。縛るか〗
『え、？』
〖そっちの方が興奮する〗
そう言ってどこからか縄とテープを出してきて手足を縛り口にテープを貼られた
少しするとドアからドンッという音がした
〖ふふん、やっぱり来たか〗
私はベッドに倒され兄はドアに向かって行った
しばらく会話を交わすとドアが開いて2人が入ってきた
｢Aちゃん、、！大丈夫!?!?｣
テープが優しく剥がされる
『増田さん、、来ないでって、、』
｢聞くわけないでしょ！心配だったんだよ！｣
『ご、ごめんなさい、、』
その時ちょうど警察が来た
兄はそのまま連行された
私は手足の縄を解かれたにも関わらず震えて立てなくなっていた
すると察した増田さんがいわゆるお姫様抱っこをして車まで運んでくれた
大好きな声と安心する匂いに緊張が解けそのまま眠りについてしまった
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
