第28話 親友最高 ページ31
『す、好きかもしれない、、、』
そう言うと香月ちゃんは
｢あはは笑 やっと認めた笑｣
｢どんだけ時間かかってんだよ！もぉ！｣
と嬉しそうに答えた
｢で、いつ告んの？？｣
『えっ、え、こ告る？？？』
｢めっちゃ可愛くなって、告んの！｣
『でも、、、』
｢そんなんじゃ何も始まんないよ？｣
確かにそうだ。この気持ちを自覚したからには何かしたい
『う、うん』
｢可愛くなんのはあたしに任せてよ！｣
『ありがとう、、！』
そう決心した時には外は真っ暗で解散することになった
『今日はありがとね、』
｢いーのいーの！次いつ集まる？｣
『いつでも良いよ』
｢じゃあ連絡する〜！｣
『うん！じゃあまたね！』
｢うん明日！｣
楽しかったなぁと思わず口元がほころんだ時、突然音も無く来た車に横付けされた
何か嫌な予感がした私は早足で通り過ぎようとすると
〖久しぶり。A〗
世界で1番嫌いな声が聞こえた
〖どこに行ってたの？心配したんだよ〗
鳥肌が立ち、冷や汗が止まらない
振り向かずに走り去ろうとした時
〖もうどこにも行かせない〗
そう言って腕を掴まれ強制的に振り向かされた
『いった、、、』
そう漏らすと声の主は嬉しそうに口角を上げた
叫ぶ暇もなく口を抑えられそのまま車に押し入れられてしまった
運転席に乗ったそいつを睨みつける
〖おいおい、そんな睨むなよ。いつからそんな生意気になったんだ？〗
『今すぐここから出せ』
〖"お兄ちゃん"に対してそんな口聞いて良いとでも思ってんのか？〗
そう。誘拐の主は私の大嫌いな長男、日生悠大
『お前を兄貴だと思ったことは無い、この変態野郎』
〖あの男のせいで俺の可愛い可愛い妹がくそ生意気になった。慰謝料求めようかな〗
そう言いながら運転席にいた兄は後部座席に来て私の口に何かを突っ込み水を流し込まれた
そのまま気を失った
私はどこかに連れ去られてしまった
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
