第22話 本当の心 ページ24
Aside
伊吹くんに告白された
正直驚いた
でも嬉しかった。とても
だから考えさせて欲しいと言った
私は増田さんのことを好きなのかもしれない。でも増田さんは有名人。いつ何があるか分からない
伊吹くんとならそんな心配も要らない
いや違う。有名人の増田さんと恋愛する覚悟がないだけだ。
私は伊吹くんと付き合いたいんじゃなくて伊吹くんを好きになって増田さんへの気持ちを無かったことにしたいんだ
こんな気持ちで付き合っても良いのかな
告白を受けた帰りそんな事を考えながら家のドアを開けると増田さんがいた
｢おかえり〜！｣
『あ、ただいまです』
やっぱり大好きだなぁこの声
｢暗いけどなんかあった？？｣
なんで気づいちゃうのかな
『あ、そうですか、、？』
｢うん、心配だよ？｣
誤魔化そうと思ったけど辞めよう
ふと考えて聞いてみることにした
『増田さんはとても一緒にいて楽しい異性から告白されたらどうしますか？』
あえて他人事のように聞いた
｢突然だね?!ん〜そうだなぁ。俺ならその人と付き合った時の事を想像する｣
『でももし届かないけど気になる人がいたら？』
｢ふふ笑 やけに具体的だね笑｣
『そ、そんな事無いです、、』
｢気になる人がいるならその人を届くまで追い掛けるよ。少しでも気があるなら諦めたらダメだと思うんだ。後悔したくなかったら尚更｣
確かに後悔はしたくない
でも、怖い。
この人を好きになって自分が傷付くことが
ダメだ全然考えがまとまらない
増田さんの言ってることもわかるしもちろん私の意見もわかる
どうしよう、、、
｢で、告白されたの？｣
バレていた
『あ、、、はい』
すると増田さんは少し焦ったように
｢えっと誰に？？？｣
『伊吹くんです』
｢まじか、先越されちゃったな…｣
『え？』
｢あ、いや、なんでもない｣
不思議な人だ
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
