第2話 ナチュラルイケメン ページ3
増田さんの家に到着した
｢そういえば君の名前聞いてなかったね｣
『日生Aです』
｢年齢は？｣
『16歳』
｢16歳!?結構犯罪だよねこれ、、｣
めっちゃ犯罪だよなぁ
｢まぁそれ飲んで｣
増田さんがほっとレモン飲みな、と勧めた
とても温かくて心が落ち着いた
それからおにぎりとサンドイッチも食べた
警察を呼ばれたら増田さんが捕まるからすぐに帰ろうと思った時
｢いつまでもここに居ていいからね｣
と増田さんが優しく言ってくれた
『でも、もし見つかったら誘拐で逮捕されますよ、』
｢いいよ。君が助かるならね｣
この人はなんて優しい人なんだろうか
私は嬉しい気持ちと同時に申し訳なさを覚えた
しばらくして
｢ちょっと待って。今布団用意するね｣
布団を用意してくれるようだ
でも私は夜眠れないから多分あまり使わないと思う
どうしようか、と考えているとドタバタと音がして
｢ごめん！客用の布団捨てたんだった！｣
良かったとホッとした
でも次の発言はホッとなんてしてられなかった
｢俺のベッドでかいから一緒に寝よう！｣
え？
｢あ、、嫌だった？｣
いやいやいやいやどうしてそうなった？？
てかそれよりも夜寝ないから多分増田さんの迷惑になる
『私、夜寝れないので多分、増田さん起こしちゃいます。。』
｢大丈夫！俺眠り深いから！｣
そういう問題じゃない
そんな感じで言い合いしていると
｢もう不安要素は全部出た？｣
と、にこやかに、されど圧は強めに聞いてきた
『は、、、ハイ、、、』
結局同じベッドで寝ることになった
どうせ寝れないだろうなと思いながら布団に入ると
｢寝れない？｣
増田さんが聞いてきた
『はい、、』
｢不眠症には手足を温めると良いよ｣
と言って私の手をギュッと握った
少し恥ずかしくなった
同時にどこぞのナチュラルイケメンを思い浮かべた
そこで意識は途切れた
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
