第18話 大丈夫？ ページ20
次の日学校に行くと香月ちゃんが私の顔を見るなりにやにやした表情で見てきた
『おはよう香月ちゃん。どしたの？』
｢いやぁいかにも昨日何かありましたみたいな顔してるからさぁ思わずねぇ｣
『特になかっ、、、たよ』
｢嘘つけ！！絶対なんかあった時の反応だろそれ！｣
昨日の寝る前の事を話した
｢わんちゃんあるじゃんそれ！｣
『え、、？』
謎に思って聞き返すと香月ちゃんはボソッと
｢叶わぬ恋じゃないかもよ｣
と言った
休み時間2人で悩んでいると
｢Aちゃんいるかな？｣
『あ、なる、、伊吹くん、！』
｢いたいた笑｣
香月｢え、成瀬？｣
成瀬｢え、一ノ瀬？｣
香月｢久しぶりじゃん｣
『えっと仲良いの？』
香月｢小学校一緒でさー｣
『そーなんだね〜』
香月ちゃんはおもむろに立ち上がり伊吹くんに何か耳打ちをしている
伊吹くんが耳を貸した瞬間顔を真っ赤にして
｢そうだよ、なんか悪いかよ、、。｣
と言った
正直何を話していたのか全くわからないし想像もできない
だからまあいいかと放っておいた
『伊吹くん、私に何か用だった？』
｢あ、あぁいや、その昨日はありがとう｣
『こちらこそありがとう。楽しかった！』
｢ほんと？それは良かった、、｣
｢じゃあね｣
『？うん、じゃあね』
パッと笑顔になったがどこか浮かない表情をしている伊吹くん
少し気になったが本人が話したがらないなら無理に干渉する必要も無い
考えているうちに伊吹くんは戻って行った
香月ちゃんにあんなことを言われてからこの頃最近増田さんの事ばかり考えている
増田さんの仕草一つ一つに鼓動が早くなる
でもあの人に恋したって叶わない以前に犯罪の上乗せだ
まずまず高校生が眼中にあるかどうか
ないだろう
変なことを考えるのは辞めよう
期待は後々辛くなる事を私は知っている
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
