第15話 恋 ページ16
30分くらいして増田さんは到着した
｢お待たせ｣
『増田さん！お迎えありがとうございます』
｢いえいえ！その方はお友達？？｣
｢あ、はい。あたしAの友達の一ノ瀬香月です｣
｢そっかよろしくね〜！俺は増田俊樹って言います！｣
｢タクシー待たせてるから行こっか｣
『はい』
タクシーに乗り込んだ
少し談笑して香月ちゃんは
｢家ここら辺だからー！｣
と言って降りていった
車内には増田さんとほぼ2人きり状態になった
毎日2人で生活しているのに香月ちゃんの話を思い出してなんだか勝手に気まずくなってしまう
｢なんかあった？｣
『あ、、いえなんでもないです』
｢ご飯美味しかった？｣
『はい！』
増田さんは少し微笑んで
｢それは良かった笑｣
と言った
その顔を見た途端、心臓がギュッと苦しくなった
気づけば前を向き直した増田さんの横顔をずっと眺めていた
ふわふわした髪の毛、二重だけどキリッとした目、通った鼻筋、控えめだけどどこか魅力的な唇、妖艶な喉仏
全てが心臓の鼓動を速めるには十分なものだった
｢ん、着いたね。どうかした？｣
見入ってしまっていたようだ
『あ、いやナンデモナイデス、、』
｢なんでそんなカタコトなの笑｣
｢てかそのほっぺたどしたの？｣
増田さんは細長い指で私の頬を撫でた
そうだったビンタされたんだった
『ちょっと平手打ちを喰らいまして、、、、』
｢ひ、平手打ち？？大丈夫？いじめられてる？｣
『あ、、いやまぁ女の嫉妬的な…？』
｢なるほど、、、。｣
気づいたらお金を払い終わっていのでそのままタクシーを降りる
家に入りもうとりあえず寝ようと風呂も入り全ての支度を終わらせベッドに入る
そこで思い出した
一緒に寝ていることに
寝ても覚めても増田さんからは離れられない
そして次の日は最悪なことに土曜日だった
どこまでも運が悪い
そして週明け月曜日はいつもより早く起きて早く学校に行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
