第14話 好きの定義 ページ15
香月ちゃんが行きたいと言っていたお店はおしゃれな飲食店だった
案内された席に座りパスタを頼んだ
麺がソースにしっかりと絡んでいてとても美味しかった
食べていると突然香月ちゃんが
｢同棲してる彼氏とかいる？｣
パスタが鼻から出るかと思った
『え、な、なんで？』
｢いや、違ったらごめんだけど、Aあたしの兄貴と同じ匂いすんだよね。男物の香水系｣
男物の香水、、？増田さんの香水かな、、？
香月ちゃんになら話しても大丈夫かと思い家出中で拾ってくれた男の人と一緒に住んでる、と全てを話した
すると香月ちゃんは
｢え、何それ。何もされてない？大丈夫？？｣
やっぱり香月ちゃんは優しいなぁ
『うん、大丈夫だよ。変なことできない職業の人だし』
｢なに有名人とかなの？何してる人？｣
『声優』
｢へぇ。どんな人なの？｣
『んー、優しくてかっこよくて面白い人かなぁ』
｢ふーん笑 好きなんだ？｣
『え？？』
意味がわからない
｢だってどんな人か聞かれてそれ出てくんのは恋だよ｣
？？？
｢あと顔も恋する乙女の顔してる｣
『これは恋じゃない気がするけど、、』
｢じゃあなんなのさ。毎日ドキドキしてるのは恋じゃないの？｣
どうして香月ちゃんには分かるのだろうか
自分でもわかってない振りしてたのに。慣れない共同生活で緊張してるだけだって思い込んでたのに。
『例え恋だとしても一生叶わないからするだけ無駄だよ』
｢叶わなくてもしてて良いんじゃない？てか気づいてないなら毎日意識してみ。気づくから｣
うーむと首を傾げているとちょうど増田さんから連絡が来た
増田さんもう結構暗いけど大丈夫?
増田さん迎えに行こうか?
『あ、増田さんが迎えに行こうか？だってさ』
｢えー！会ってみたい！｣
好奇心旺盛か
『じゃあお願いするね』
Aお願いしても良いですか?
増田さんもちろん!
増田さんどこのお店にいるの?
A(お店のマップ)
Aここです
増田さんおっけー🙆🏻しばらくそこで待っててね
Aすみません。ありがとうございます
増田さんうむ🫡
『しばらく待っててだってー』
｢おっけ｣
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
