第11話 道端のイケメン ページ12
ある日学校に行こうとすると道端で座り込んでる男子高校生がいた
通り過ぎるのもあれなので一応声をかけてみた
『あの、、大丈夫ですか、？』
｢、、、、あぁ｣
上げた顔は真っ青だった
『とりあえずチョコ食べましょう』
貧血にはチョコが良いらしいからあげてみた
｢あ、ありがとう｣
男子高校生は素直に受け取って食べた
『学校行きますか？それとも帰ります？』
もうすぐで学校だが体調悪いなら家帰った方が良い気がする
｢学校、行くよ｣
『じゃあ保健室行きましょう』
ていうか今何時だ
時計を見ると針は8時20分を指していた
あと10分
走れば間に合うけどこの人を置いては行けない
｢時間、まずいよね、、｣
『1日ぐらい遅刻したってどうにもなりません。それよりあなたの方が大事です』
私は肩を貸して学校まで歩いた
学校に着くともうとっくに校門が閉まっていた
辺りを見回すと先生がいたので声をかけた
『すいません、この人を保健室に運びたいのですが』
【あら！大丈夫！？君運んできてくれたの？】
『まぁ、はい』
【男子高校生なんて重くて大変だったでしょう？あなたも保健室で休んできなさい！】
『あ、ありがとうございます』
半分連行される形で保健室に行った
さっきの男の人は保健室に入るなりベッドへ直行しカーテンを閉めそのまま寝てしまった
私はそこまで疲れてないから休む必要ないけどせっかくだし少し休もう
遅刻も免除されるらしいし
隣のベッドに腰をかけた
しばらくするとカーテンの向こうからモゾモゾ音がする
起きたのだろう
すると突然シャッと勢いよくカーテンが開かれた
びっくりして固まっていると
｢助けてくれてありがとう。僕、2年の成瀬伊吹｣
『あ、いえ。私も2年で、日生Aです』
｢Aちゃんか、良い名前だね｣
『初めて言われた。ありがとう』
よく見ると成瀬くんの顔はよく整っている
さぞかし女子に人気なんでしょうねぇ
｢Aちゃん、本当にありがとう。今度お礼させて｣
『いや、そんなに大層な事はしてないから良いよ』
｢僕の気が済まないんだ｣
ここはお言葉に甘えておこう
『わ、わかった、、。』
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幽霊狐(プロフ) - 作者より を追加しました。ぜひお時間がある時にでも読んでいただけると嬉しい限りです！ (11月19日 19時) (
レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
幽霊狐(プロフ) - 第8話と第10話を誤字や掲載ミスのため修正しました(2023/11/12) (11月12日 16時) (レス) id: 06f0b1b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幽霊狐 | 作成日時：2023年11月5日 20時
