【完】幼なじみとの攻防戦【梅原裕一郎】 (ページ40)

今日:77 hit、昨日:120 hit、合計:58,940 hit

39.準備ページ40

医師に言われた通り、いつまで経っても耳は良くならなかった

マネージャーと相談し来年いっぱいで引退しよう、ということで終わった

『ということになりました』

｢了解｣

そして今日は私の家にて梅と談笑中

『えーー悲しがってくんないの？？？』

｢いつでも隣にいるじゃん｣

『いや、まぁそうだけど、同業者としてさ。』

｢俺的には必ず関わる男が減るからラッキー｣

『うわぁ。独占欲』

｢そう。俺を止めるものは何も無い｣

意味わからん、と言いながらご飯の準備をする

前ほど症状も酷くないので日常生活は難なく行える

でもめんどくさいから軽く作る

｢いただきます。ん、これ美味い。｣

『ほんとー？あ、それこの中で1番手込んでるやつ』

｢めちゃくちゃ美味い｣

『良かった良かった』

こうしてると結婚してるみたいだなって思う

｢結婚してるみたいだな｣

『ふぇ？』

驚きのあまり変な声が出た

｢え？｣

『いやなんでもない。
そうだね。』

｢お、結婚は否定しないんだ｣

なんかおかしくなってきた

『うーんまだ早くない？』

｢どっちだよ
てかこんだけ長くいて早いとかある？｣

それも確かにそうだ

『心の準備、、とか？』

｢わかんねーー｣