【完】幼なじみとの攻防戦【梅原裕一郎】 (ページ23)

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22.やはり幼なじみは騙せないページ23

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監督【今日調子良いねぇ〜！】

『あぁ、ありがとうございます』

花「調子いい上にクールでかっこい〜！」

『ふふっ、どうも』

花「ヤダ今トゥンクしちゃった！！
あ！梅ちゃん！今日のもちがいつもよりクールでかっこいいよ！」

偶然通りかかった幼なじみにも声をかける

「は？いつもよりクール？」

花「？うん」

なっきーがそう言うと梅が焦った表情で駆け寄ってきた

『あ、梅。お疲r…』「お前熱あるだろ」

私が言い終わるのも待たずに被せてきた

花「え！？もち熱あんの？？」

すかさず梅が私の額に手を当てる

「あっつ、
体温計とかないっすか」

スタッフ【あります！どうぞ！】

「あざす」

私を椅子に座らせ、脇に体温計を挟む

しばらくしてピピピッという電子音とともに「38.6」という数値が映し出された

「やっぱり」

花「めっちゃ高熱じゃん、」

『あはは、隠せると思ったんだけどな〜、、』

そう言った瞬間、全身から力が抜けて正面でしゃがんでいる梅の方に倒れ込む

「おっと、大丈夫かよ
とりあえず連れて帰ります。お疲れ様でした」

私を軽々と持ち上げ、姫抱きにする

そしてそのままスタジオを去っていった

花「心配だなぁ、、。
それより梅ちゃんが白馬に乗った王子様にしか見えないよ…」