【完】幼なじみとの攻防戦【梅原裕一郎】 (ページ3)

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2.桃沢のゆるゆるラジオページ3

『さて始まりました！桃沢のゆるゆるラジオ！！』

パチパチパチ

『えーっとこのラジオは私、桃沢が視聴者さんからの手紙を読んだり、ゲストと仲良く喋ったりして行きます！』

ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ【ちょっとそこめくって】

『えー笑今プロデューサーさんの方からフリップをめくれとの指示が出たのでめくります笑』

ペロッ

『はいドン！えー、というのは建前で、桃沢が手紙を読まないなら読まないし、ゲストを呼ばないなら呼ばないです！らしいです笑』
『いやこれ酷いですね笑色んな意味でゆるゆる過ぎます笑』

『えーまたまたプロデューサーさんからゲストを早く呼べ、との事なのでお呼びしたいと思います！』
『栄えあるゆるゆる初回ゲストは小林千晃くんです！！』

小｢小林千晃でーす！よろしくお願いしまーす！｣

『わーい千晃くん来た〜！』

小｢あのもちさん｣

『はいなんでしょう！』

小｢番組紹介長いです笑笑｣

『ですよねごめんなさい笑笑』

小｢てかなんで俺呼んだんですか？｣

『あ、そうそう！このラジオね私が呼びたい人呼べるの笑んで、初回に千晃くん選んだ理由はね、ゆるゆるしてるから！笑』

小｢いや俺ってゆるゆるしてます？笑笑｣

『うんなんかしてる！あと最近売れっ子だから呼べば視聴率上がるかなって！』

小｢そんな裏事情明るく言わなくていいです｣

『えっと今回はまだ初回で企画も何も無いのでお互いについて語ろうっていう回で行くらしいです！』

｢えそれ良いんですか笑｣

『ゆるゆるなので！』

｢免罪符つよぉ、、笑｣

ラジオが終わった

スマホを覗くと3件のLINEの通知が入っていた
見なかったことにしよう、それが良い

そして気にせず可愛い後輩に話しかける

『千晃くーん！お疲れ様〜』

小｢あ、お疲れ様です。こんなくそゆるいラジオで良いんですか笑｣

『まーまーまーまー！』

小｢ほんとひどい笑｣

LINEも長くなりそうなので先に荷物をまとめてパパっと帰る

『お疲れ様でしたー！ありがとうございました！ばいばーい千晃くーん！』

小｢さよならー｣

溜息をつきながらスマホを開きLINEの内容を確認する

梅おい
梅ラジオでいちゃつくな
梅俺という存在がありながら浮気するなんて

うわぁめんどくせぇ

はいはいごめんなさいね、とだけ送っといた