僕達また会おうね

◇PJ ページ21

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「A」

「なに？」

「なんかお前……小さくなった？」

「は？」

「痛い痛い痛い痛い！」





抱きしめて早々そんなことをほざくジニョンの足を思い切り踏む。

「ヒールは勘弁…」と嘆くジニョン。

そうだよ、今私ヒールだよ。

なのになに？小さくなったって。





「私が小さくなったんじゃなくて、ジニョンが大きくなったの」

「えぇー…そうかな？」

「だってデビュー期と顔比べてみなよ。全然違う」

「どっちも俺じゃん」

「なんかデビュー期はもっと可愛かった。今はなんか…雄！みたいな」

「なに雄って」





ケラケラ笑って、携帯の中にいる、チェック柄のシャツにジーパンを着たデビュー期の自分を見つめる。

ほんとにこの1年半で大人っぽくなったなぁ。





「…大きくなったね」

「…ありがとう。Aに言われると照れる」

「そういう可愛いとこは変わってないんだね」

「そうそう。べべは可愛いの」

「もうちょっと否定しなよ男として」





チョップを入れると痛い…って嘆くし、やっぱり中身は可愛いままだ。





「金髪…また黒に戻すの？」

「多分。どうして？」

「すごく似合ってるから。…あぁでもジニョンはなにしてもかっこいいか」

「えー恥ずかしっ。口説いてるでしょ」

「口説いてない」





頰に両手を当てて恥ずかしがるジニョンに呆れる。

プデュの時の純粋な恥ずかしがりやさんはどこに行ったのやら。

もう今じゃ誰だよお前レベルに進化した。

ジェファンさんあたりに何か入れ知恵でもされたんだろうか。





「身長も中身も大きくなった割に顔の大きさは変わらないって…」

「これでも太ったんだよね」

「どこがよ」

「ジフニヒョンとダイエット頑張ってるの」

「ジフンさんはともかくあんたまで…」

「あー！今遠回しにジフニヒョンのことデブって言った！チクっとこ！」

「え、ちょっ！違う！そういうことじゃないよ！」

「ふっふーん。俺は聞いたもんね！」

「ジニョン！」





ジニョン、ほんとに大きくなったね。





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