第45話 ページ48
ナミさんの唐突な指示にウソップが驚く。
「100度！？何で引き返すんだ」
ルフィも忘れ物か？、と聞くとナミさんが切羽詰まった様子で説明する。
「違うわよ！！船がいつの間にか反転して、進路から逆走してるの！！！ほんのちょっと『記録指針』から目を離したスキに！！！波は静かだったのに…」
そう言うと、ナミさんは私達に役割分担した。
「ブレイスヤード、右舷から風を受けて！！！左へ180度船を回す！！ウソップは三角帆を、サンジくん舵取って」
「まかせろナミさん！！！」
「うるさい！！」
Mr. 9は人使いのあらい女だ…、と呟きながらもしぶしぶミス・ウェンズデーと協力してブレイスヤードをしてくれる。
「あ！A、ゾロを起こしてほしい！」
「は、はい！」
ゾロさんを見ると大変な状況にも関わらず爆睡状態だった。
「ゾロさん！起きてください！緊急事態ですよ…ってわっ！！」
起こそうとゾロさんの体を揺すると、急に腕を掴まれ胸に引き寄せられる。
「っへ！？ちょ、ちょっとゾロさん！？」
ゾロさんはぐーっ、といびきをかいて寝たままだ。しかし離れようにもなぜか強く掴まれていて離せない。
今大変な状況なのに……！！それにこの状態は恥ずかしすぎる……！！！
誰か＿、という声はウソップの声によって掻き消された。
「おい待て、風が変わったぞ！！！」
ビュウ、と吹く風に謎の二人は気持ち良さそうに言う。
「「春一番だ」」
その言葉にナミさんはツっこむ。
「何で！！？」
「おい！！向こうで今イルカがはねたぞ、行ってみよう」
「あんたは黙って！！！」
ルフィの呑気な言葉にナミさんはまたツっこむ。
するとあちらこちらで波が高くなってきた！！、ナミさん霧だ！！！、十時の方角に氷山発見！！、などと皆がいっぺんに騒ぎだした。
ナミさんもさすがにたまったもんじゃなく頭を押さえながら叫んだ。
「何なのよ、この海はァ！！！」
ルフィが慌てながらナミさんに報告する。
「氷山がかすった！！！船底で水もれ！！！」
「すぐに塞がなきゃ」
その言葉によっしゃ、とウソップが急いで塞ぐ。
するとナミさんが声をあらげた。
「雲の動きが早いっ！！！帆をたたんで！！あの風は大きすぎる！！！」
「やべェ、帆が裂ける！！」
ウソップの声と同時にサンジさんが叫んだ。
「おい、船底もう一か所やられてるぞ！！」
「畜生ォ！！！ナミ、指針は！！？」
「またズレてるっ！！」
「何ィィ！！？」
そんな中何も動けない私は、焦っていた。
ゾロさんを何度も呼んでいるのに彼は寝るままだ。
そろそろ起きて下さい…。
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あっすー♪ - イベントに参加したんで、評価とコメを書きました！ (2017年12月12日 19時) (
レス) id: 651ac96026 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴(プロフ) - とても面白くて読みやすいのでサクサク読めて更新大変だと思いますが他の皆さんと同じように続き楽しみにしてます。季節がら風邪など気をつけて頑張ってくださいね。 (2017年12月9日 14時) (レス) id: 3305a2e1d9 (このIDを非表示/違反報告)
毎日が眠い - めっちゃ面白いです！続編いってますがこの作品、めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2017年10月13日 18時) (レス) id: 5bbe59c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
てぱゆ(プロフ) - なおさん» 嬉しいです！！！ありがとうございます！！(/_;)/~~ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 5667f6847d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - とても面白いですワンピース好きなので続きを期待して楽しみにしています頑張ってください！ (2017年9月2日 5時) (レス) id: 16a43b07a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぱゆ | 作成日時：2017年6月8日 21時
