第44話 ページ47
〜 ＿＿船はゆく。今日の天候は冬、時々＿＿春 〜
「………ックシュン！！」
〜 リヴァース・マウンテンの麓、“双子岬”を出た船は一路、“ウイスキーピーク”を目指す 〜
あまりの寒さにくしゃみをしてしまった。
いやどう考えてもおかしいのだ。
今……雪が降っているなんて＿
寒いなら部屋に入れ、と言いたくなるのは分かるが、何せ今はルフィとウソップが雪で自由に創作しているのだ。見ているのが楽しいのでつい我慢してしまう。
「おい、大丈夫か？寒いなら中入ってていいんだぞ？」
ウソップに心配されて、私は笑顔で返す。
「いいの。ウソップが作ってるのを見てる方が楽しいから」
「えっ…！？そ、そうか…な、なら仕方ないな！！」
どうしたのかウソップは急に慌てた様子で作業に戻った。
少し顔が赤らんでいる、と思うのは気のせいだろうか。
「おっしゃできた！！空から降ってきた男、“雪だるさん”だァ！！！」
ルフィの作った雪だるさんが可愛くて、つい笑ってしまう。
「お、おい何笑ってんだよA！！」
「ふ…ごめん、可愛くてつい…ふふっ」
するとウソップが自信たっぷりの表情でルフィをあざ笑う。
「はっはっはっは…。まったく低次元な雪遊びだな、テメェのは！！！」
「何っ！？」
「見よ、おれ様の魂の雪の芸術っ！！“スノークイーン”！！！」
「うおおスゲェ！！！」
私もすごい…、と声を洩らした。
雪でできたスノークイーンは、本当の人間のように作られていた。
「よし、雪だるパンチ」
そうルフィが言った瞬間、バスッ！！、とスノークイーンの頭が潰れた。
「何しとんじゃおのれェ！！！」
ウソップが怒鳴ったかと思うと、ボフッ！！、と雪だるさんの頭に蹴りを食らわせた。
「がァーーっ！！！雪だるさん！！！」
二人がそう争っていると雷が鳴り出した。
ピシャ！！！ゴロゴロゴロ…！！！
雷…！？、と思っているとナミさんが叫んだ。
「あーーーっ！！！！」
「な！！何だ、どうした！！！」
「何事っすかナミさん！！！」
ナミさんの叫びにウソップとサンジさんが聞く。
ナミさんはログポースを見てうそ…！！！、と青ざめながら大声で私達に指示した。
「100度船を旋回！！急いで！！」
ダメだ…。経験上ナミさんが慌てるときは嫌なことが起こるのだ。
“海王類の巣”に入ってしまったときのことを思い出した。
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あっすー♪ - イベントに参加したんで、評価とコメを書きました！ (2017年12月12日 19時) (
レス) id: 651ac96026 (このIDを非表示/違反報告)
麻琴(プロフ) - とても面白くて読みやすいのでサクサク読めて更新大変だと思いますが他の皆さんと同じように続き楽しみにしてます。季節がら風邪など気をつけて頑張ってくださいね。 (2017年12月9日 14時) (レス) id: 3305a2e1d9 (このIDを非表示/違反報告)
毎日が眠い - めっちゃ面白いです！続編いってますがこの作品、めっちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2017年10月13日 18時) (レス) id: 5bbe59c0b5 (このIDを非表示/違反報告)
てぱゆ(プロフ) - なおさん» 嬉しいです！！！ありがとうございます！！(/_;)/~~ (2017年9月12日 20時) (レス) id: 5667f6847d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - とても面白いですワンピース好きなので続きを期待して楽しみにしています頑張ってください！ (2017年9月2日 5時) (レス) id: 16a43b07a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぱゆ | 作成日時：2017年6月8日 21時
